第38章 祝勝会(悪夢と現実)
おまけ(去年の迅の誕生日)↓
恵土「こいつめ…
縮めぇ~縮めぇ~縮めぇ~×30」
迅「痛い痛い痛い^^;」
普通に撫でていたのだが、いきなり椅子を横に持ってきて
それに乗るや否や、じと目になり
頭頂部を睨みながら、念仏の如く呟き続け
撫でていた頭へ
一回言う毎に、ぐいぐいと体重をかけだしていた。
迅「っていうか、本気で縮めようとしてない?;」
恵土「知らん。
あの時の迅は、肩までで可愛かったのに
いきなり来年は同じ所か、少し上だろ?
やっぱり気に食わない(ゴゴゴゴゴ&黒」
迅「いや;
そんな顔して睨まないで;やっぱ怖い;(たらたら」
なんてこともあったが
その割には誕生日プレゼントは毎年変わってて…
迅「お!!今年はTシャツか!」
恵土「風通しもあるけど、ある程度制限させて
暑い時には涼しく、寒い時には温かくなるようにしといたから。
大事に使えよ?消耗品だけど」
迅「やっぱ手作り?(微笑」
恵土「当たり前だろ(溜息)
毎年やってんだから」
そう椅子を持ち上げて、元の場所へ直しながら
『いつもやってることだろ?』と言う恵土に対し
迅「一生大切にする!^^//(ハグ」
恵土「破けたら言えよ?
私にしか縫えないような縫い方してるから、特別の」
そう言いながら微笑んで、頭を優しく撫でてくれた。
抱き締めてくる俺を、突き放そうともせずに…
俺にとっては、最高の一日だった。
どんな時でも、この日だけは駆けつけて
『生まれてきてくれて、ありがとう^^』
そう言ってくれるのが、嬉しかった。
撫でてくれるのも、手が傷付きながらも
絆創膏がつきまくるほど縫ってくれていたことも…
そして現在に戻る。
『おお~!!//』
抱き寄せる秀次へ頷いた恵土に、周囲は湧きに湧いた。
出水「おお!」
陽介「やるな、秀次!(微笑」
風間「大胆なマネを(溜息」
菊地原(アホくさ(溜息))
驚いたり喜んだり溜息ついたりなど
様々な周囲の反応の中、時は進んでいく。
秀次「ギンッ)…(睨」
迅「悪かったって、秀次~^^;(汗)
(やっぱり、昔から変わってないな。こういう所(にや」
そう、迅からすれば昔からよく視えていた光景だった。
きっと、遠い未来…
幸せに繋がる未来への支えになると信じながら……