第2章 田中恵土
恵土「ありゃ。まだ三雲はダウン中?」
三雲「なんか、すみません;」
恵土「雨取は凄いトリオン量だな。
いつまでも持続してやっていられそうだ)
…ちょい、手を貸すぞ?」
三雲「え?」
そう言いながら、三雲の手に触れ
その直後、凄まじいトリオンがその手に集中され
上限量まで、一気に回復させた
三雲「!?…これって、一体…」
恵土「ただの回復。
私は、元々持っているサイドエフェクトで
相手のトリオンの質を読むこともできると同時に
自身のトリオンも、その質に変化させて
相手へと送り込んで回復させることができるんだ。
Sランクの超感覚って言われてて
S級に昇格できたのは、それもあるのかなぁ?」
三雲「それ以前から、大分と人間離れしてますけど;」
恵土「まあ細かいことは気にするな。
まずは体の使い方を覚えろ、効率的かつ最小限のな」
三雲「はい!」
恵土「指示は任せたよ?烏丸」
烏丸「了解。
でも、相変わらずえげつないですね。
戦闘能力から、トリオンによる最速攻撃」
恵土「オールラウンダー目指してるしb(キラン」
レイジ「もうとっくになってるがな。入った時点から」
遊真「その入る前はどうしてたの?」
恵土「11歳になってから、有吾と再会したんだ。
ここへ帰ろうとしてる時にね。
8歳の時点から、ネイバーフッドに来て
色んなものと触れ合って、理解したのはいいんだけど
有吾とはぐれちゃって…;
そんでもって、11歳の時に
ここから近い方に、ゲートを作っていけたって感じ。
自力でゲートを作るコツなんて、誰も教えてくれなかったし」
三雲「自力で作れるのか、ゲートって…;」
遊真「幾つぐらい行ったんだ?」
恵土「10ぐらいかな。
襲われて、それを察知して攻撃している内に
察知能力も、相手がどんな攻撃に向いていて
どう攻撃してくるのかまでも読み取れるようになった」
遊真「なるほど。
そこで磨きがかかったんだな(キラン」
恵土「その通り(キラン」
なんだかんだで、意気投合してました
小南「ほら修業行くわよ!」
遊真「了解」