第38章 祝勝会(悪夢と現実)
個性というには、あまりあるサイドエフェクト…
その強みが、逆に周囲からひどい目に遭わされていた。
しかし、今ここにある現実は
すぐ隣にいる仲間を…
愛する人の温もりと存在を、より強く感じさせていた。
恵土「私が生き返った時に泣いてたくせに」
菊地原「泣いてない」
恵土「泣いてたじゃん」
菊地原「泣いてないったら泣いてない(ぷいっ」
恵土「泣いてたじゃん(ずいっ」詰め寄る
菊地原「泣いてない!(ぷいっ!」顔を逸らす
恵土「む)白状せいやあ゛あ゛あ゛!!(ヘッドロック」
菊地原「暴力反対いいいいい!!!;」
そんなお決まりのやり取りを繰り広げ
皆で楽しんで食べ終わってから後、会計をしに行くこととなった。
恵土「私がおごるよ」
東「いえ、俺が払います」
風間「俺も払いますよ」
恵土「いやいや。
私が死にかけたせいで、今までだって散々迷惑かけたし
パンデモニウムの件でも
2月14日の朝から、17日の夜中までぶっ続けで大変だったし。
だからさ…
私に払わせてよ^^
本当に、感謝してるんだからさ(微笑」
そう微笑みながら、全額を一人で払った。
菊地原「そうですね。散々迷惑かけたんだし」
恵土「え!;
私と皆のための祝いじゃなかったの!?;」
菊地原「全員お疲れ様でしたの会でしょ?
恵土のせいで大変でした賞的な奴」
恵土「ひどっ!!;」
そう言いながら出した。
3000円×6人+4000円×8人
=18000円+32000円=50000円となるはずだったが…
風間「あの…
昼のかに会席で
萌黄3500円=税込3780円と
瑠璃4000円=税込4320円だから変わってくるかと;」
恵土「あ、認識が間違ってた;」
実際は
3780円×6人+4320円×8人
=22680円+34560円=57210円となった。
それから後
パンケーキでも食べて行こうということになり
高島屋までの道中で、mogに寄ることとなった。
陽介「恵土。
あれ、なんて読む?(微笑」
そう言いながら、真向かいにあった
『OIOI』の看板に指を向けて恵土に尋ねた結果…
恵土「?おいおい?」
陽介「ぶはっ!言うと思ったw」
恵土「?変わった名前だね。何の店?(きょとん」
風間「株式会社の一つですよ;(汗」
恵土「そっか」
読み違えた