第38章 祝勝会(悪夢と現実)
そして現在…
三雲が木虎からスパイダーを教わったり
千佳がユズルからライトニングレッドバレットを教わったりしていた時点では
(2月15日のランク戦より後、18日までのどれか)
ユズル「言い忘れたけど、一時期あの人に憧れてライトニング使用する人が急激に増えたんだよね」
出穂「そうだったの!?」
ユズル「そしてできないって解って減っていったから」
千佳「へえ」
ユズル「ライトニングで咄嗟に殴りつけながら体勢を崩させると同時に
左手でシューター用トリガーを撃つのは衝撃的だったよ。
された人もベイルアウトしたのに解らなかったぐらいだし。
3km先の的を撃ち抜いた時は、感覚で覚えているみたいで
どの方向にするのかを教えることしか出来ないとか何とか…
俺も教わろうとしてたけど、感覚で覚えるように言われて
それが異常に難しいんだ、これが」
出穂「そりゃ難しいなんて次元じゃないわ;(汗」
千佳「凄い…」
ユズル「…確か、11歳9か月で
2003年1月12日にボーダーに入ったらしいから
スナイパー歴、田中隊初結成時の13歳から始めて11年
アタッカー、シューター、ガンナー歴、13年
エンジニア、オペレーター歴、12年
(12年前の事件で下半身がマヒしてからやっており
その時、
恵土「同じようなことを二度と繰り返させない。
あの時、決まった場所に帰っていればすぐに運ばれていたはずだから(真剣」
そう言い、ベイルアウトを考案し
一年で原理を考え、実現化まで時間がかかったが完成させた)
…相当トリガーの扱いがうまいし、他の追随を一切許さない感じだった。
立ち回りも攻撃しながら、狙撃も狙撃してフォローしたり
フォローで防御できない時はヘルプ入ってもらったりとか
連携も完璧で、瞬時の対応も
ランク戦毎に全部変えている割に、一番長けていて…
田中隊、結成されてから無敗だし」
『ええ!!??』
ユズル「東さんと組んで設立させたのを一期として
太刀川さんと風間さんと組んだ二期
で、玉狛第一のもまた同様に。
スナイパーでも異例のバッグワーム付けずで囮になってて
アタッカーでもシューターでも同様で
ライトニングを銃みたいに扱って、ガンナーみたいに立ち回っていたわけだし…
オペレーターでも神の采配とか言われてたし」
等と雑談をしていた。