第38章 祝勝会(悪夢と現実)
ライトニングは、どんな距離あっても0.1秒以内に着弾するため
撃つ直前にライトニングを持ってない左手側の
シューター用トリガーを融合させ、ライトニングの銃先に集中させ
バイパーを撃つと同時に、それと融合させるように使えば
より速くなり、なおかつ軌道も複雑になって避けにくくなる。
だが、先ほど言っていた中でも違った種類がある。
シールド×アステロイドで、『シールド』を主としていながら
アステロイドの性質を持ったトリオンを、内部に圧縮&集中させた技
『バルブ』である。
普通、シールドを主とする場合
トリオンを内蔵してはおらず、全てが硬化した防御壁である。
ただし、シールド自体も全てが物質化しているわけではないので
トリオン体の物質(エスクード)でなければ、レッドバレットを防ぐことは不可能。
その融合は、アステロイド
=起動時に使用したトリオンを圧縮して放つトリガーを
融合させると同時に、ただのトリオンとして
球状に左手に張っておいたシールド内部に圧縮させたもの。
飽和の何億倍もの『質と密度』のため
穴を開ければ自然と凄まじい勢いで出るのだが
その、穴を開けると同時に
左手のグラスホッパーで押すことによって
なおさらに勢いがつき、凄まじい速度(光速)で放たれる。
その際、内蔵されたのが
どのシューター用トリガーで何種類であっても
そうなるため、見分けもつき辛い上にかわせない。
ちなみに、普通にシューター用トリガーを使えば
三門市と同じ大きさとなるトリオンキューブを
掌状の球体に圧縮させるようなもののため
飽和を余裕で超えているため、上記の速度が出る。
その貫通力は、普通のギムレットの数億倍であり
バイパーなら貫通力はそのままに
放出時に思い描いた弾道通りに光速で動いて炸裂
メテオラなら貫通力はそのままに
飽和以上だったが故に、光速で爆発し
その威力は原子爆弾以上
(込めるトリオンの量と質によって左右される、
299ページで使用していたのはこれである)
ハウンドなら貫通力はそのままに
トリオン体の反応を追う「探知誘導」、
視線で誘導する「視線誘導」を行うことが可能。
分子レベルで察知した形状や性質を読み取り
分散を抑えながら、トリオン体の分身を作ることもでき
意思を持たせて動くようにし続けることも可能。