第38章 祝勝会(悪夢と現実)
~合成と融合の違い~
合成は、二つのトリガーを併せ
その両方を同時に使いながら、威力を高める手法。
両方を同威力で合成し、両方の利点を有している。
使用時では、その二つのトリガー以外は使用不可(両手を使用するため)。
それに対し、融合の手法は2つある。
1つ目は
基本的に威力を高めるという意味では合成と同じであるが
同威力で融合するものの、どちらかを強めることで
途中までアステロイドとして使用したり
シールドとして使用したりといったことができる手法。
例:シールドとして張っていたもの(シールド:アステロイド=7:3)を
アステロイドとして移行させ(3:7)、目的の場所へ飛ばす。
そしてついた直後に、シールドとして移行させ(7:3)
シールドとして張って使用し、防御に使う。など
その際には
その二つ以外のトリガーは使えないという欠点は同じである。
だが2つ目の場合はそれらとは全く違い、融合させた後に
融合させた二つの内、どちらか一つのトリガーとして起動し
(10:0もしくは0:10)
もう一方の性質を持ち
なおかつ、起動したトリガーをより強めて持った
新たな『一つのトリガー』として起動することができ
その際、それと反対の手のトリガー=
融合に使ったトリガーのある手以外のものを同時に使える手法である。
さらに、それは起動と同時に行うことが可能。
以上が、合成にはない
融合において、特有の利点である。
そのため、融合は合成よりも遥かに時間がかかり
実際に起動するまでにおいても時間がかかる。
その上、非常に扱いが難しく
今までにおいても、瞬時に使用できる人が恵土しかいない。
(合成を瞬く間に出来る出水でも
2つ同時併用(1つ目)の融合を終えるまでに20秒近くかかり
1つとして使用(2つ目)の融合を終えるまでに1分近くかかる)
比率の調整から、今後における調節まで
様々なことを同時にしないといけないためでもあるが
その際に、寸分でもバランスを崩せば大爆発を起こすため注意が必要。
ちなみに、融合というのは
2つ目の方(378~380参照)として認識されており
1つ目の方は、融合の入り口として言われている。