第38章 祝勝会(悪夢と現実)
そう肩を震わせて笑い、嬉しそうに話すユズルに対し
千佳もまた、嬉しそうに微笑んでいた。
千佳(とても楽しそう//(微笑))
ユズル「恵土先輩の理解者がいるって解って嬉しかったよ。
ありがとう、雨取さん//(微笑」
千佳「首を横に振る)ううん。
私の方こそありがとう(微笑)
貴重な話を聴かせてもらって(ぺこり」
軽く頭を下げる中
ユズル「こっちこそ(ぺこり」
ユズルもまた、頭を下げていた。
ユズル「あ。
多分、恵土先輩が
ライトニングを思い入れのあるものって言ってたのは
田中隊、初期結成時
恵土もまた、ライトニングを使用していたそうなんだ。
それもあるんじゃないかって思ってる」
千佳「そっか。
だからライトニングを撫でながら言ってたんだ。
でも、鳩原先輩ってどうやって恵土先輩と出会ったの?
玉狛支部の人なのに」
ユズル「鳩原先輩と知り合ったのは、東さんを通じてらしいよ。
最初、東さんに相談していたんだけれど
それなら恵土先輩に言った方がいいだろうし、見方も変わるだろうって。
現にそれは当たってて、知り合う前よりも明るくなって
それで俺も会いたくなって、訓練に入れてもらったりしてたんだ。
当時、緑川と木虎先輩を弟子にとってたみたいだけど
合間を縫って、時間を作ってくれていた。
一風変わった人だけど、真摯に向き合って
ちゃんと考えてくれている人だってことは解ったんだ。
一緒にいて楽しく感じるようなことを自然とやって
何でか、こっちまで楽しくなってきてさ…^^(肩を震わせて笑う)
意味不明なように見えて、意味不明じゃなかったり…
おかしなようで真面目だったり…
カゲさんと知り合ったのは
鳩原先輩がいなくなってから、2か月後あたりで
村上先輩を通じてだったけど…
それから隊室を覗きに来ては遊んだりもするようにもなってた。
仕事だってあるのに、いつだって気にかけてくれて…(微笑)
ってごめん!//長くなって」
千佳「首を横に振る)ううん。
恵土先輩のこと、そこまで知らなかったから。
話してくれてありがとう。
そういう風に想ってくれるのを聴くのって、やっぱり嬉しいね^^」
ユズル「…こちらこそ、聴いてくれてありがとう//」
それを見ながら
出穂がにやにやしていたのは言うまでもなかった…;