第38章 祝勝会(悪夢と現実)
悪態をつきながらも嬉しそうに響く声に
村上『恵土先輩に惚れているんじゃないのか?^^』
影浦「ばっ!ちげぇ!!//」
村上『なおさら怪しいって思われるぞ?』
影浦「ざけんな!!(汗」
村上『慌てているとなおさらに』
影浦「ほっとけ!!//(くわっ!!」
村上『苦笑)…
そういえば、遠征に行っている間に鳩原さんがやめて大変だったな。
入れ違いに帰ってきて、聴くや否や飛び出していこうとして
風間隊が押さえ込んでいたって聞いたっけ』
影浦「それに関しちゃ、ユズルも知ってる。
そいつがほされてやめさせられる所を
上層部にかけ合って、待ってもらうように直談判したり
必死に駆け回って探しに行こうとしたりよ」
そう言いながら、ユズルから聴いていた話を思い出していた。
ユズルが千佳と話していた時に
恵土が悪い人だって認識を持ってないか話していた時
千佳「え?いい人だと思うよ?」
ユズル「あ…
そっか。玉狛支部の人だっけ。
それなら、悪く言うはずがないか。
本部では
恵土先輩のことをよく知りもしないC級の人たちが
恵土先輩が昔、一人にやった
一方的な攻め(695、696参照)から、悪い奴だって言ってて
C級の中にもファンもいるんだけど
それと対立している感じなんだ。
その偏見を真に受けて対立する人たちもいれば
実際に会って、ファンになっている人たちもいるから厄介でさ…(苦笑」
千佳「そうなんだ」
ユズル「でも、実際に話したりした人たちでは
そういう風に悪く言うことはないんだ。
鳩原先輩の、人を撃てないって相談に乗って
色んな戦い方を教えたのが恵土先輩だったわけだし」
千佳「どんな戦い方を教えてもらったの?」
ユズル「人を撃てないなら
武器を撃ったり、足場を撃って
バランスを崩させて、味方が倒しやすくしたり
建物を撃って、破片を戦っている所に落として相手に隙が生まれやすくしたり
視点を変えて、一番相手が動きにくい
なおかつ、やりにくくなるような攻撃をしてみようって言ってくれたらしいよ。
それを聞いた時、俺もそういう風に考えられたらって思ったんだ//」
そう言うユズルは、どこか嬉しそうに見えた。