第38章 祝勝会(悪夢と現実)
どさっ!!!
崩れ落ちる男、そんな中…
秀次に背を向けたまま、恵土は尋ねていた。
恵土「秀次…
私…一緒に居てもいいのかな?
不幸体質って言うか
そのせいで、お前までひどい目に遭うことも多いかもだけど…
本当に…
本当に、いいの?(涙目&震」
涙を浮かべながら
絞り出すかのように出した声まで震わせながら。
秀次「うん!^^(頷」
それに対し、前にまわりながら
恵土が辛そうな顔をしながら見つめていた、恵土の左手を取って
両手で握り締めながら、満面の笑みをと共に答えた。
恵土「っ;うっ;;」
それに、涙が零れ落ちる中
秀次「いつだって帰ってきていいって言ったでしょ?
僕、これから幼稚園に行くことになるけど
それでも、恵土とずっと一緒だよ^^
ずっと…
ずっと、恵土のことが大好きだから^^」
そう言いながら、満面の笑みを向けた。
辛そうにしている時、そうしてくれたように…
楽しい時へ、面白いことを一緒にして
互いが居て、『幸せ』を感じられる時へ導いてくれたように
恵土「ひっく;ぐすっ;うぅっ;;」
ぼろぼろ涙が零れ落ち
ひざまずいてからも涙が止まらぬ中、右手で拭っていた。
秀次「微笑)だから恵土…大丈夫だよ^^(ぎゅう」
恵土「秀次いっ;;」
顔を覗き込みながら、満面の笑みを向ける中
その秀次を両手で抱き締めていた。
恵土「ありがとう…;
ありがとう、秀次ぃっ;;(震え&涙&ぎゅう」
秀次「恵土、ずっと愛してる(微笑&涙目&ぎゅう」
抱き締め合う中
そのきっかけが、より互いを深く愛し合うきっかけとなっていた。
ずっと、両親と兄を失った悲しみに打ちひしがれてばかりだった。
僕は姉を気遣って、無理に笑ってばかりだった。
本当は辛かった…
それを変えてくれたのが、恵土だったんだ…
ずっと、人に絶望してばっかりだった。
どこまでいっても、迷惑をかけて不幸を味あわせるばかりで嫌だった。
離れていかれて、誰かが隣にいることなんてなかった…
それを変えてくれたのが、秀次だった…
秀次/恵土『ずっと…
ずっと大好きだよ、恵土/秀次』
互いを離すまいと抱き締め合いながら
そんな思いと共に涙ながらに呟かれた言葉…
それは、二人にとって永遠の誓いだった……