第38章 祝勝会(悪夢と現実)
その後、落ち着いたのは3時間ほど経った後だった。
恵土「うえっ;ぐすん;」
今度は小南に抱き付きながら泣いていた。
木虎「私たちのことを想って(ジーン」
その恐怖に置かされていたことを想ってのことだと思い
思わず、助手席を眺めながら涙を浮かべていた木虎だったが
陽介「っていうより、それだけ恐怖が強かったんじゃね?
それよりも当たった胸がとってもやわらかくてよかったな^^♪」
木虎「え;」
陽介が恵土の座っていた真ん中の席に腕をかけたまま
助手席を見つめての発言に、思わず後ろへ距離を取るように引く中
風間『やるぞ、秀次(キラン』
秀次『はい(キラン』
二人はアイコンタクトをし合い
風間&秀次『ぎらっ)・・(ゴゴゴゴゴ』
凄まじいオーラと共に、目を光らせながら陽介を睨んでいた。
太刀川(あーあ;
しーらね;俺はしーらね;)
太刀川は運転席からミラーで見えながら
冷や汗ながらに、運転に集中していた。
陽介「ん?
ってえ!?;何で二人して凄まじいオーラ出し合って!?;」
風間&秀次『ダブルラリアットオオオオ!!!!』
風間が左腕を陽介の首後ろに回し
秀次が左腕を陽介の首前に回し、同時に押し合った。
陽介「首!!;首いいいい!!!!;
しまってる!!;がちで入ってるうううう!!!!;」
風間&秀次『自業自得だ!!!』
陽介「ぎゃあああああああああ!!;」
今にも消え入りそうになっていく声は
恵土「うわあああああああああああ;;」
恵土の声にかき消され
陽介「ちーん)・・;」
白目向いて気を失う中
ぐっ!!
何故か風間と秀次は手を握り合い
よくやったとでも言いたげな雰囲気で微笑み合っていた。
そんな中
恵土「ぐすん;どしたの?二人して」
風間「はっ)いえ」
秀次「ごみを一つ片付けただけだ(ぷいっ」
陽介「俺の扱いひどくね!!??;(ひょこ」
我に返った三人は、後ろから顔を出した陽介に
秀次「ちっ。まだ生きてたか(黒」
陽介「ますますひでぇっ!!;」
風間「かに道楽の近くに川がある。
通りがかればどうなるか解っているな?(黒」
陽介「俺沈められるの!!??;」
恵土「大丈夫。いつかは死ぬよ、誰もが」
陽介「さっきまで泣いていた奴とは思えねえ!;」
凄い言葉を、次々に浴びせたとか;