第37章 祝勝会(変わらぬ過去、変わらぬ想い)
1日1日がたまらなく億劫で、生きているのも嫌だって感じていた。
それが、あっという間に覆って本当に嬉しかった。
だから、その時にだけ言うって決めて
伝えたいから、言葉にして率直に言った。
恵土を抱き締めながら…
菊地原「っ…;」
恵土「?しゃっくり?涙?どうして?)
きくっちー?(さすさす」
伝えながら、泣きじゃくっている中
その背を優しく撫でてくる恵土が、本当に居てくれて嬉しくて…
いつもなら、絶対に言わない。
でも、今伝えなきゃ後悔するような気がした。
いつもは、あんな風にバカばっかやって
否定したり拒絶したりもするけれど…本当は……
菊地原「本、当はっ…
いっつも、あんたに感謝して、てっ;
ぐすっ;
本当にっ;居てくれて、最高だって;;思って、て;
だから…
お願いだからっ;これからも、生きて;;
あんたが居てくれたから;
笑うこと、思い出したんですよっ;;
ずっと、笑えなくなってた。
笑えたとしても外見上取り繕っただけで
ぐすっ
それが…あんたのせいで、笑えるようになって;;
ひっく;
だから…
お願いだから、こんな無茶はもうしないで下さい;;
死ぬほど心配して、毎日来てたんだから。こう見えて;;
どう見えてたか知らないけど…
僕は…俺は、本気であんたのことがっ!;;」
それから先は、言葉にならなかった。
涙が邪魔をして、しゃっくりや鼻水までもが邪魔をして…
こんなみっともない姿、見せるつもりはなかった。
しがみ付くように抱き締めながら
服ごと掴みながら、泣きじゃくる姿も……
恵土「大丈夫だよ、きくっちー。
私は、絶対離れていかないから^^
もし、また無茶をしても助けようとしてくれるでしょ?
私、こう見えて大好きで愛してるんだからさ^^
友情的な意味だけどさ…本当に愛しているんだ(微笑)
だからきくっちー、大丈夫(ぽんぽん)
いつだって離れていかない。
何度だって、バカらしいことだってやっていける。
だから大丈夫^^」
菊地原「ぅっ;;」
恵土「大好きだよ、きくっちー
(目を瞑りながら穏やかに微笑&ぎゅう&なでなで」
そう言いながら抱き締めて、優しく撫でる所も
本当に変わらない。出会った時から、全く…
それが、たまらなく嬉しかった