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鬼神乱舞 【ワールドトリガー】

第37章 祝勝会(変わらぬ過去、変わらぬ想い)




近界民が持ちかけた取り引き…

それは…
『城戸正宗の妻と娘を人質に取った。
トリオンを渡せ。さもなくば二人の命はない』

恵土「……
っていうかこれって脅迫じゃん!!;
ダメだよ!!絶対に奪われるって!!

私たちの持ってるトリオンだって奪われるってきっと!!;」

林藤『オペレーターは任せろb(ぐっ!&キラン』
恵土「いやちょっとタイム!!;」

城戸「大丈夫だ。
まだ常識があるし、切羽詰まっているだけのようだ。

わざわざ使者を送って、攻撃をしないままだからな。
こういうことは何度かあったし、大丈夫だっただろう?」

恵土「危険極まりない!何かやな感じがする!!」

忍田「危険感知も第六感も
誰よりも優れていることは、私たちも解っている。

だが、それでも行かなければ命はない」

恵土「!!…
(とっくに奪われてる。何で?どうして?」

城戸「どうした?何か見えたのか?」


恵土「ビクッ!)!いや……何でもない」

城戸「…そうか。何か解ったら言ってくれ。

頼りにしている(微笑」


その当時、城戸さんたちもすっごく若々しくって

城戸さん(30歳)
最上(30歳)
忍田さん(21歳)
林藤(22歳)

私は、それを言えないまま行くしか出来なかった。

大丈夫だって信じている。それを私も信じたかったから…


その笑顔を、崩したくなんかはなかったから……


だけど…

未来は、それとはとても遠く…違っていた。


平地のど真ん中で取引は行われた。

「先にトリオンを渡してもらってからだ!」

その言葉に
トリオンを集めて圧縮させていれた入れ物を、城戸さんは歩み寄って渡した。

だが…
恵土「ピクッ)殺意!)危ない!!」
城戸「!!」

ぐさっ!!

城戸さんが渡して受け取った直後
そいつはにやりと笑ってナイフを出した。

それが見えていた私は
すぐに二人の間に入ったが、刺される結果となった。

恵土「っ;(ふら」
忍田「恵土!

(きっ)どういうことだ!?」

すぐ隣に駆けつける忍田さんは怒りと共に、近界民を睨んでいた…


「会わせてやろうとしているんだよ…
城戸!俺が殺した、お前の妻と娘にな!!」

城戸「!なっ」

「殺したって言ったんだよ!

死骸だけなら返してやるぜ、おら!!」

今から言えば、闇化した奴が死骸を蹴って渡して叫んでいた。

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