第37章 祝勝会(変わらぬ過去、変わらぬ想い)
その肩を震わせて笑わせた出来事は…
先ほど言っていた風邪をひきかけていた時の話で。
半年ほど前
遠征の合間を縫って定期的に報告しに来ていた時のことだった…
恵土「風間~、これ食べる?分けない?」
いつものように風間隊の作戦室にいた恵土は
食べ物を分けようかどうしようかを尋ねていた。
風間「では、後でいただきますので
先に食べてから置いといてください」
恵土「オッケーb」
そして机に座って食べようと箸を付けた矢先…
菊地原「猛毒入りまーす」
恵土「えええ!!!??;(汗」←気付いてなかった
その机を挟んでソファーに座っていた菊地原が言い切った。
恵土「…え?;」
菊地原「猛毒」←箸指さす
恵土「あ…風邪菌;
あ!…猛毒入ったああああああ!!;;(真っ青&頭押さえ」
両手で頭を押さえながら立ち上がり、真っ青になりながら叫んだ;
恵土「どうしよう;どうしよう;;
どうしよおおおおお!!!;(あわあわ&おろおろ」
直後、おろおろあわあわと箸を離しながら
子犬が助けを求めるような目を風間に向け
恵土「くぅうううん;(涙目」
ごめんなさい;と、今にも泣きだしそうな声を出し;
風間「溜息)菊地原、そういうことを言うな;
大丈夫ですから。
ひきかけ程度なら、俺には移りませんので(微笑&なでなで」
恵土「ぱああ)わん!♪(キラキラ&微笑&尻尾ぶんぶん」
安心させるように頭を撫で、それに嬉しそうにする恵土に対し
菊地原「猛毒もの~」
歌川「こらっ!!;」
恵土が箸をつけたものを指さしながら言う菊地原に対して怒る歌川だったが…
恵土「猛毒;(ぐすん」
再びダメージを受けて、泣きだしかかってる;
歌川「あ…;
大丈夫です!猛毒なんかじゃありません!
たかがひきかけじゃないですか!!」
精一杯のフォローも
菊地原「僕だったら絶対食べな~い」
歌川「菊地原あああああっ!!!!」←結構怒ってる
恵土「猛毒入りますううう;;(ぐすぐす」
涙声と共にチリに消えながら食べだす有様に
三上「菊地原君!!;
恵土先輩『で』遊ばないの!!;」
見てもいられず三上がツッコんだ:
ちなみに宇佐美の時、宇佐美も同様にツッコんでばかりだったという…;
風間「はあ;(溜息&腕組」
結局、一番気に病んでいるのは風間さんであった…;