第36章 隣には…
後ろから斬りかかるヘブンに対し
闇「かっ!!!」
闇が自身を中心に、球状に波動を全身から勢いよく出し
周囲全てを消滅させようとした。
恵土&ヘブン『!!』
それを受ける中、即座にとった行動は…
恵土「バリアー!!」
ヘブン「エナジードレイン!!」
それによって、各々が後ろへ吹き飛ばされる中
恵土は全員に対してバリアーを張り、その規模を抑えるためエネルギーを吸収していた。
風間「やはり、あれは恵土の…」
東「ああ、サイドエフェクトをトリガー化したものだろうな」
それを見ながら呟かれる中…
二宮&出水『アステロイド+アステロイド、ギムレット!!』
その闇に対して撃ち込むも、逆に吸収していることに気付いた。
加古「ぎり)また手を出せないのね」
歯がゆさのあまり歯ぎしりをする中
恵土「ちくしょう。
逆に利用ばっかしやがって!
『白帝』起動!!
覚醒融合・臨界点突破!!」
そう叫びながら、着地と共に跳び上がり
空中で白い光と稲妻を纏い、斬りかかった。
恵土「発動・最終形態(ファイナルフォーム)!」
それを白帝の柄から刃へ出すと同時に
刀身へトリオンを集中させながら斬りかかる。
がきぃん!!!
じゅうう
恵土「!(刃が溶けてる?」
刃同士を合わせて、闇の示す圧倒的な質と量に気付いた。
闇「ふっ。闇は無限だ!!」
そう叫びながら、刃を真っ直ぐに構え
刃へ闇の力を一点に集約させながら、周囲を空間ごと吸収しようとする。
それに対し
恵土「避ければ、あいつらに当たる)凝縮」
飽和を超えた、自らの周囲30mまで圧縮されたトリオンを
さらに10cmまで想いと共に凝縮させ、身にまとっていた。
闇「この世の闇を一つに…
圧空衝波(あっくうしょうは)!!」
その闇を一か所に集中させた一撃が炸裂する中
恵土「!やばい!!)避けろ!!」
それを防ごうと刃を合わせようとする中、その質と量を読み取り
即座に、皆に予め
『さきほど張っていたバリアー』では防御不能と見抜き
左腕を凄まじい勢いで振って、後ろにいた皆を突き飛ばすも
その左腕上腕部に向けて、振り下ろされる。
どごおぉん!!!!!