第36章 隣には…
その頃、本部では…
城戸「やれやれだな(苦笑&溜息」
忍田「はい。無事に生き返って何よりです(微笑」
鬼怒田「全く、心配ばかりかけさせおって;(溜息」
根付「まあまあ。
おかげで、一般人への被害もゼロですし
その上、誰にも知られずに処理できた。
最高の結果だと思いますよ?(微笑」
各々、本部にて感想を語っていた。
唐沢「それについては同意見だが…
真打がこんなにあっさりやられるとは思い難い」
鬼怒田「考え過ぎだろう。
相手のトリオン反応は尽きた。
何も手は打てまいて!」
そう、はっはっはっはっ!と笑い声をあげる鬼怒田に対し…
唐沢(何か…引っかかる)
顎に手を当てたまま、思案顔をしていた。
そんな中、玉狛支部では…
林藤「お~し!
勝利ってことの祝いと生き返り祝いで、恵土の作り置き解禁しようぜ!」
ヒュース「黙れ。俺にはその気は」
林藤「いーからいーから!
恵土の手料理は最高だぞ?(にや)
なんたって、うちのレイジに料理を仕込んだのは恵土だからな!(キラン」
林藤支部長がヒュースに肩を組んで連れ出し
祝いと称して、酒と料理を食べようとしていた。
そして本部でも玉狛支部でも、共に祝いムードになっていた。
再び所変わって、現場…
恵土のメテオラによって開けられた大穴
…ぴしっ!
ちょうど恵土が説明し終えた時に、大穴の奥から音が聞こえた。
菊地原「?」
思わず疑問符を浮かべ、よく聞こうと身を屈める中
その耳に、一つの叫び声が響き渡った…
小南「恵土おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
きいいいいいいいいいいいいいいいいいん
菊地原「っぅ~~~~~!;」
思わず耳をふさぐ中、凄まじい残響が未だに耳の中で続いており…
どっごぉん!!!!
恵土「ちょっ!;
いきなり跳び付いたら危n
小南「どれだけ心配かけたと思ってるのよバカアアアア!!!!!;;」
恵土に崖から飛び降りて抱き着いてきた小南に対して
咄嗟に受け止めながら言うも
両目から涙を流しながら、凄まじい叫び声で返事が返ってきた