第36章 隣には…
陽介「かーっ!しびれる~!^^」
興奮気に呟かれる中…
黒江「なるほど。
一気に全体の動きを決めてやるのではなく
少しずつタイミングを一区切りずつに分けて決めてずらしながら…」
納得して考え込んでいる黒江。
それに対し、そんな戦法を見たことがある人がいた。
菊地原「最後のあれって…」
恵土「そ、お前らに指導してた時に見せた奴(微笑)
途中まではナイフとして見せるために
メテオラとシールドを元々融合させてたんだが
シールドオンリーとして起動し続けておいて
全く分散させないよう、爆発しないように調整。
途中からメテオラと併用するようにしながら翻弄。
最後はシールドを解除させてグラスホッパーで上へって奴だ(キラン」
(1086ページ参照)
正確に言うと
最初の時には、融合させた『メテオラとシールド』を
シールドとして起動させ、ナイフにして使っていた。
それによって、爆発するとは思えないようにしていた。
そして今度は
メテオラとシールドを融合させたものとして起動させ
爆発を押さえ込むシールドの力を強めながらも
爆発を意図的に発動させるように使っていた。
(左半身吹き飛ばしたりなどで)
そのシールドを併用し続けたままの状態で
『近界民の両足を地面ごと斬り飛ばした際に
その隙間に、ナイフの先からメテオラとして『分割』と同時に
トリオンを地面を透過するよう
気付かれないように分散を押さえながら円状に取り囲むように音もなく
『その円状範囲の内部』が丸ごと消し飛ぶように計算して配置』
つまりを言うと
シールドさえ起動を解けば、押さえ込んでいた爆発が解き放たれ
大爆発を引き起こされるということ。
同時に2つ以上のトリガーは使えないため
グラスホッパーを使うために
シールドかメテオラを意図的に解くことになるが
シールドをあえて解除する。
それらによって
グラスホッパーが起動したと同時にシールドが解け
以上によって、仕込んでいたメテオラが敵へ向けて炸裂。
普通ならそこで爆発に巻き込まれるはずだったが
韋駄天で動きを速めながら
勢いよくグラスホッパーを強く踏み込んだことで
爆風と共に上空へ退避したため無傷。
恵土「ってわけだ(キラン」
(2月2日AM0:09~AM3:57更新、1254~1260(7ページ))