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鬼神乱舞 【ワールドトリガー】

第6章 クリスマス(模擬戦)




太刀川「…それ、どういう意味だ?」

恵土「勝つことにとらわれれば
目先のことで精一杯になり、視界も曇る。

判断も曇れば、普段の力を発揮できなくもなる。


相手の動きが、多種多様であればあるほど
その反応が一歩遅れがちになる。

それへ尚更に勝とうと躍起になればなるほど
どつぼにはまって、正しい判断力も失われる。


それを繰り返せば繰り返すほど
その発揮できる強さは、衰えていく一方なのさ」

その言葉に、否定せずに黙って聴いていた…

納得したことを示すかのように…


恵土「…といっても

お前の場合はそれはないがな(きっぱり」

太刀川「ずこっ)…

じゃあ、何が要因で勝てねぇってんだ?」


恵土「…あえて言うならば
相手のこれからの動きや心を感じ取るとかそういうのかな。

こっちは生まれつき持ってるもんで
全部…流れを掴むように、先読みして見えてしまう。

迅が持ってるのと同じようなもんだ。


本能的に察知して避けたり
咄嗟にバリアーで防いだりとか…

色々と戦いに密接に関わってくるんだ、これが…」

迅「俺のものより

正確性は確かで外れたことが無いんだっけな」


三輪「おい、次は俺だ。さっさと準備しろ」

恵土「はいはい。
バイパーとスコーピオンだけで戦おうか?」
三輪「ふざけるな、全部使って勝て」

出水「…そういえば
近距離用と中距離用と遠距離用とで分けてませんでした?
トリガー」


恵土「いや。確かに、あるにはあるが…

やっぱり、バランス型の方が扱いやすいや。
制限も多い分、より技術を高められる^^


…それに

どんなにトリオン量と質が無尽蔵だとしても

凄く少なく小さなトリオンでさえも生かせなけりゃ
「宝の持ち腐れ」だって、私は思うから」


そういう恵土に対し

ぱっぱとしろとせっつかしながら、戦闘に入った…

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