第36章 隣には…
恵土「はっ…
そんな昔のこと、今更ばらして何がしてえんだよ(苦笑&汗)
私が始祖神だろうが、そんなの変わらねえよ。
私がこいつらを想うこの気持ちは、何があってもよ(微笑」
うつむきながら目を伏せて言う中
「ふっ。
そうだな…
確かに、お前は変わらない。
だが、お前の仲間は別だろ?」
恵土「…聞こえちまったんだよ」
「?」
恵土「恥ずかしい話、心の…
意識の中っていうか、死んだ時に…
蘇って欲しいって、皆の願いというか
その想いが白い小さな光の走馬灯が集まって、白い光となって
それから父上と母上に会って、話してから決断して…
皆と一緒に生きようと、光の道を進んでた…
始祖神に会おうと進んでいく中、急に始祖神となって現れてさ…
それから話して
私は最初、始祖神だって知って動揺してた。
解って、愕然として…
生き返るか、始祖神として幸せを望むか
あの世に行くか選ばされた。
でも…
その幸せは、この手で掴んでこそ意味があるんだって…
やっと、皆のおかげで解ったんだ(微笑)
始祖神だって知るまでは、生き返る道を選んでたんだけど
がっくりきそうにもなったよ…(苦笑)
そんでもさ…
触れていた時…聞こえちまったんだ。
菊地原「何言ってんですか?
過ごした日々は変わらないでしょ?
それと同じように、想ってることは変わりませんよ。
馬鹿ですか?
何年一緒にいたと思ってんですか?」
馬鹿にしてくる声や
純粋に蘇って欲しいって望んでくれる声も、想いも…
秀次なんかは死んだら許さないって言い出すわ」
秀次「//(ぷいっ」
恵土「太刀川や迅に至っては逆に肩組んできて笑いかけてくるわ」
太刀川「ああ、やるな^^」
迅「微笑)…」
恵土「風間も…
皆…
皆、知ってる。
自分って人間が、どういうものなのか
どんな過去背負ってても、それまでバカみたいな自分しか知らなくっても…
後で知っても、この想いは…
態度も、心も変わらないんだってことも(涙目」
その目には、涙が浮かんでいた…
遊真「当たり前のことだな(微笑」
修「いや、そういう単純なもんでも;」
遊真「頷)ああ^^
だから、よかった(微笑」
言わずとも解ってくれる
その想いが、常に隣に在ると理解しながら…