第35章 護るべきもの

玉狛第一においても同様。


エスクードを展開させ、動きを制限。

と同時に、上空からハウンドでレイジが狙撃。

烏丸がメテオラを起動し
敵にとって上下左右に散らせていたメテオラで足元を狙撃。


上空に跳んだ所を、小南が斬りかかってドロ沼へ突き飛ばし

烏丸「エスクード！」


崖から垂直に生やし、落下してくる小南の足場とし

レイジ「よし」


小南「でやぁ！！」

ずばぁん！！

泥沼にはまって身動きの取れない近界民を切り裂くことに成功した。

小南に関しては
エスクードを再び新たに起動させ、上に乗るようにしていた。


ちなみにエスクードは
外殻だけが物質化したトリガーとは違い

内部も外部も物質化しているため、レッドバレットでも防げるのであった。

（トリオン体に影響をもたらすのがレッドバレットだから）


その間、南部の方では

秀次と迅と陽介が敵の攻撃に対し
逆に攻撃で返して順々に刃をあわせ、敵の攻撃を全て防ぐ中

合間を縫って緑川と遊真がピンボールを使用して攻撃。


徐々に削り取っていく中、古寺と奈良坂が狙撃する。

「っ」


咄嗟に体をひねって避ける中
うっとおしいほど近かった取り巻き5人は離れ

千佳のトリオンを臨時接続させ
威力と規模を強めたアステロイドを起動していた修が

敵の足元へ撃ち、足場を完全になくす。


迅＆秀次『終わりだ』

白帝と風刃とで斬撃を重ね合い

空中に体を投げ出されていた敵はなす術もなく
その斬撃によって、咄嗟に張ったシールドごと貫かれた。


緑川「恵土先輩だったら
即座にグラスホッパーを出して避けてただろうね（微笑」

遊真「本当に恵土クラスなのか？≡3≡」

顎に手を当てながら思う中、大穴の開いた地面を見つめていた。


古寺「やっぱり凄い威力ですね、あの子（千佳）；」

奈良坂「ああ。トリオン能力が強いんだろうな」

その大穴（直径＆深さ10m）を見つめながら呟く中


陽介「よっと。
完全に縛り上げたし、これでよし。

で、お次は恵土の方だな（微笑」

即座に近界民を縛り上げながら、恵土の言るであろう方向を向いて呟いた。


その頃、恵土は…


恵土「！…何だ、これ（がくっ」

近界民の攻撃を防御しようと構えた直後


瞬時に光の粒子にし、両腕のガードをすり抜け

殴られた中、ひざまずいていた。