第35章 護るべきもの
出水「生きるんでしょ!一緒に!!
自慢げに話してくれたこと忘れてませんから!」
唯我「右に同じく!でもこえぇ!;」
太刀川「ははっ。バカ野郎どもが!(にや」
後ろから押し込まれる中、笑えてきた。
『隊長となるのも楽しいもんだぞ?^^』
昔、解散だと解ってから文句言ってる時
そう恵土が言ってた理由が解った気がした…
なるほど。こりゃ確かに楽しい(微笑)
来馬『鋼!』
村上「!」
左隣では通信が来たらしい
来馬『押し返してはねのけろ!後ろは任せておけ!!』
太一『鋼さん、頑張ってください!こっちも頑張るから!!』
今『太一!そっち逆方向!!;』
太一『ええ!?;』
村上「ぷっwくくっ^^」
思わず肩をすくめながら震わせて笑う鋼を見る中、俺は…
太刀川「押し返すぞ!?鋼!お前ら!(微笑」
村上&出水&唯我『頷)はい!(微笑』
頷きながら応える中、白い光が中央から輝いたのを感じた気がした。
村上「!」
太刀川「振り返るな!」
(視線を後ろに向けようとする村上に、太刀川は叫ぶ)
太刀川「生きて、また会いたいなら振り返るな!
あいつに会いたいなら、目の前にいるこいつを倒さないといけないんだ!!」
ぎぎぎぎぎぎぎぎ
その決意と共に、両手の弧月を押し込んだ時
やっと、多少なりとも押し返せた気がした。
それから
村上「はい!」
笑って、あいつと再会したい。
その気持ちは、ここに居る奴ら全員に共通していた。
がきぃん!!!
力を一つに重ねるよう、タイミングを合わせ
踏ん張りながら、跳ね返すことに成功した。
太刀川「出水!唯我!」
出水/唯我『了解!/メテオラ!』
各々、両手でメテオラを起動し
俺が近界民を跳ね返した直後に
後ろに跳んで、まだ空中に居た近界民を集中砲火。
昔から使っている連携だ。
この狙いは、視界も奪うこと。
爆発も起こったことで土煙が巻き上げられ、見えない。
と同時に、鋼も狙いが解っているのか同じ動きをし出した。
村上/太刀川『スラスターオン!!/旋空弧月!!』
敵がメテオラで地面に叩きつけられたとほぼ同時に
爆風で巻き上げられた煙に紛れるよう、上空に跳び
俺は左手のグラスホッパーで
鋼は刃のスラスターで、一気に間合いを詰めて左右から切り伏せた。