第35章 護るべきもの
風間「何か変わったか?」
恵土「普段からこうだったよね?」風間の顔を覗き込む
風間「頷)はい」
太刀川「違うだろ!;完璧違うだろ!!;
そんなことしてなかったじゃん!!;」
指さして叫ぶ中
全く気付いてくれない理由も解らなくなった;
太刀川「もしや過去の全てを話したのか?風間さんに?」
(手を見つめながら震え
真顔を真っ青にしながら汗を流しながら暴走は続く)
太刀川「孤立したままじゃ理解者が増えないのは当たり前。
それで風間さんに話して、辛いことも全部分け合って?;
そして…
そして、二人は仲良くゴールイン…;(涙&くらあっ)
(脳裏に浮かぶのは二人でゴールイン(結婚)する姿)
っていやだああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!;(ぐああああああ!!!」
恵土「おーい止まれー;
そこの暴走列車止まれー;」
(口の横に手を当てながら言うも
その言葉は、風となって消えた;)
太刀川「落ち着け。一旦落ち着こう」
そう言いながら深呼吸し、気分を落ち着かせた直後
太刀川「よし、俺は冷静」
恵土「顔面がひでーことになってるぞ」
太刀川「ええ!?;」
恵土「顔色黒いし切羽詰まったみたいになってるし
息も荒れてて汗もかいてる」
太刀川「うぐっ!;」
風間「加古にチャーハンでも食べさせられたか?」
太刀川「そうじゃなくって!;」
恵土「風邪なら休んだ方がいいよ?」
太刀川「そうでもなくって!;
ってか二人共、昨日変わったことなかった!?」
恵土&風間『?』
そうすると、?を浮かべながら考えだし…
恵土「ってことがあった」
丁寧に全部説明してくれた。
その出来事の後、どういうことがあったのか話したことも全て。
太刀川「うっ;
何で俺にも言ってくれないんだあああ!!!!;」
恵土「だって背負わせちゃ悪いし」
太刀川「辛いだろ!!;
話すことも出来ず、ずっと一人で
本当は優しくて気立ても良くて、気さくで明るい…
うっ;こんな、いい奴を…」
風間「そうだな」
恵土「え?;」←そうは思ってないのか呆気に取られてる
太刀川「そんな風にしといて、幸せそうに笑ってる奴はどいつだああ!!(激怒」
恵土「復讐禁止、いりません」
怒りの奔流が爆発した。