第35章 護るべきもの
風間「いつだって聞きますから、話したくなったら来てください(微笑&なでなで)
いつでも、どこでも…
俺は、あなたの話を聴きますから^^」
そんな恵土先輩に対し、微笑みと共に頭を撫でながら言い
涙がつくのが悪いと感じたのか体を離す恵土先輩に対し
無理に抱き寄せようとはせず、満面の笑みを向けた。
いつでも、そうしてくれたから…
そのおかげで救われて、今の自分がここに居るから……
(確かな『愛情』と『想い』、『絆』がそこにはあった)
恵土「くっ;でもっ;
ずっと、黙ってたから;
ずっとずっと、言えなかったからっ!;
だから…(拳握&ぎゅ)
簡単に、すぐには;」
風間「なら待ちます」
俺は、離された後も
微笑みかけて黙ったまま、返事を待ち続けていた。
そんな俺に泣きじゃくって、声をひきつらせながらも
必死に言葉を紡ぐように恵土が言う中、俺は即座に答えた。
恵土「何年かかるかも!;」
風間「いつまでも待ちます」
恵土「!」
助けになりたいから、その闇から救いたいから…
風間「死ぬまで、一生ずっと聴きます(微笑)
(この気持ちは、一生変わらない)
ずっと、いつまでも待ちますから^^」
そうしたいと思った。
あなたがいつも見せてくれた、その笑顔が
とても温かく明るい優しさが、いつでもそうしてくれたから。
狂いそうになれば、何度でも引き止めたいと思った。
俺と兄を助けてくれた。
(兄が血にまみれながらも庇う中
襲い掛かる近界民を切り裂く姿が浮かぶ)
兄の言葉を伝えてくれた。
(死んだ直後、兄と正式に話をさせてくれた。
憎しみよりも何よりも、俺の幸せを望んでくれていたことも)
何度でも助け出してくれた。
(C級隊員だった時、助け出してくれたことが脳裏によぎる)
(1160、450、451ページ参照)
いつでもどこででも寄り添ってくれた。
ありのままも何でも全て、笑って受け止めてくれたからこそ…
そう言いながら、思いながら
恵土先輩を、優しく包み込むように抱き締めていた。
伝わって欲しい、あなたの幸せを望む人がここに居ることを…
あなたが傍に居てくれたから救われたことも
愛してやまない心を向けてくれたからこそ
それごとひっくるめて、本当に幸せだと思えるようになったことを…