第6章 クリスマス(模擬戦)
その後もまた、攻撃が来る直後に
咄嗟に構えるも、斬られる連続…
恵土「次が笑っても泣いても最後だ。
頑張ろうな^^」
風間「…」
それに対し、真剣な顔で構える風間…
恵土「…いいね(にっ)
私も、本気でやらせてもらおうか」
同じく真剣な顔で構える
その直後、瞬時に消え
風間(動きは、だんだん見えてくるようになった。
少なくとも、残像から行く先は捕らえる!)
そこだ!
そう見えた残像から、振った直後
その後ろから宙返りしながら斬られた。
風間「!!」
恵土「…
残像、自力で見えるようになってきたって思ったか?
それは、ただの囮だよ。
逆の方向を向けて動かせることで
行く先から見て、隙だらけにするためのね…
えっと…
説明すると、残像が見えた時には
急ブレーキをかけていたんだ。
相手に
『こっちへ行くよ』って目で見えるように知らせるためと
行く時に起こした風と、
急ブレーキすることで起こる風とで中和させて
行く方向を解り辛くするって感じかな。
こっちへ行くって、目で思わせて
風で違う方向へ思わせて混乱させようとしたんだが…
大丈夫か?
最後は、お前が振った場所から
瞬時に、お前の頭の上へ
触れるか触れない程度のギリギリ程度に押さえながら
前方向へ宙返りするように跳んだ直後に
お前の背後の空中でスコーピオン出して
左手で叩き切るって感じだったんだが…;」
風間「…いえ。
まだまだ修業が足りませんでした(お辞儀」
恵土「いやいや、今のボーダーには
お前以上のスコーピオンの使い手はなかなかいないよ。
第一、迅と張り合えるぐらいだろ?
凄い方だって」
そうなだめるように言うも…
風間の頭の中は
風間(…流石最高峰。
ボーダー始まって以来の神童…
まだまだ学ぶべき点は、ここにある)
その経験から学び取ることで一杯だった…