第34章 未来の分岐点
今までの想い出が証明していた。
例えなんだと知ろうが、この『絆』は…
今まで築き上げてきた『想い』は、決して変わることは決してないのだということを
過ごした『時』が、決して変わらないように
その時に抱いてくれた『想い』もまた、今もなお続いているのだと…
だからこそだった。
真剣な表情の中で笑みを浮かべられるのも…
衝撃的な事実のはずだった。
嘘だろとも思った。
それでも、それ以上に
あいつらならきっと、態度を変えないだろうという強い確信があった。
それを知った所で、態度を変えるはずがないと…
菊地原『何言ってんですか?始祖神?
そんなの知りませんよ。
例えそうだったとしても、一緒に過ごした時は変わらないし
あんたもまた、変わらないでしょ?
馬鹿みたいなことしてばっかで
人に優し過ぎるようなバカで、究極のお人好しで…
いつだって、人に生きたいって思わせてくるんだから
責任取って生きて下さいよ?近くで』
最初こそ、じと目で言いながらも
肘でこずきながら言ってくれるのがまぶたに浮かぶ
風間『そんな事で拒絶すると思うな。
もしそうならば、最初から拒絶している。
例え始祖神だとしても、俺は態度を変えるつもりはない(微笑)
それがお前で、俺だろ』
ふっと穏やかな笑みを浮かべながら言う姿もまた同様に。
そして…
皆もまた、同様に態度を変えることはなかった。
ちゃんと向き合ってくれて、それごと受け入れてくれた。
『お前が、今まで私(俺・僕)たちにやってきたことだろ?』って態度で…
恵土「だから…
ぱっぱと皆のいる場所へ返してくれない?
さっさと生き返って、皆と一緒に笑い合って…
皆を直に幸せで一杯にしなきゃいけないんだからさ^^(るんるん」
始祖神「まったく。期待を裏切らんな(溜息)
始祖神の力に関しては、ヴォルフに任せる。
今まで通りとはいかないが、ある程度は使えるようになるだろう。
頑張れよ(微笑」
恵土「頷)おう!ありがとう^^」
輝かしい未来を想像して満面笑顔で応える中
始祖神自身が光となり、全てが白い光に包まれる。
それに向かって
今度こそ、夢を掴みとろうと離すまいと左手を伸ばした…
(1月27日PM11:24~28日AM3:12更新、1198~1203(6ページ))