第6章 クリスマス(模擬戦)
恵土「どうした?風間。
シールドをもう一枚張られていた理由
お前なら、解ってるんじゃないのか?
あんなに薄いのに気付いたの、お前が初めてだし」
風間「…
凄まじい速度で動くと、それだけ激しい風が吹き荒れる。
それにより、砂埃が巻き上げられる。
一瞬であればあるほど、それは目に映るものとなり
その砂埃が巻き上げられる向きにより、行こうとする方向が解る。
それを防ぐため、わざわざもう一枚出した。
そうですよね?」
恵土「はっはっはっ^^
お前には、何でも見透かされてんな^^;(苦笑)
正解だよ。
こちら側から近い者から言うとよ。
私はもともと、薄く全身にシールドを張ってる。
分散するトリオンをもとに、見えないように。
そして、行きたい方向へ傾きながら
グラスホッパーを作って飛び跳ねることで
反発×反発で一瞬による移動を伴うことができる。
それらに伴った風が、砂埃を巻き上げる。
そのために、そのグラスホッパーが消える際に
生じるであろう凄まじい風による影響をなくすため
その風が集中する部位のみにシールドをするってわけだ。
『シールドを自身の周囲に固定して作り出し
それと自身の体の間にグラスホッパーを瞬時に作り出し
シールドを全身に纏った状態で踏むことで
『シールドによる反発力』と
『グラスホッパーの反発力』を掛け合わせ
目に残像も軌道も映らない攻撃に転換させる』
そう、解説された際は驚いた。
実際、それを狙いにして作り出したんだからさ…
それと、おまけにもう一回教えておくが
利き手にある装備を離せば
利き手に設定していたトリガーを使うことは可能だ。
カメレオン使って、全力で攻めて来い。
新たな対処法を教えるよ(微笑」