第2章 田中恵土
設定し終わってから
烏丸「お。やり出したか」
覗き込んでくる人が現れた
宇佐美「あれ?修くんは?」
烏丸「あー。ばててる」
宇佐美「そっか^^;
観戦しに来たのかな?」
烏丸「まあ。
ぼこられて自信喪失しなければいいがな」
そんな折、室内というより
三門市のフィールドで始まろうとしていた。
「両者、共にトリガーを起動させて下さい」
恵土&遊真『トリガー・起動(オン)!』
その言葉と同時に、トリオン体と体が入れ替わり
恵土はスコーピオンを構え
遊真は印を構え、各々が戦闘態勢に入った。
「3…2…1…
戦闘開始」
すばあん!
言われたと同時に一刀両断。
「戦闘体、活動限界」
宇佐美「うわぁ~;」
烏丸「やっぱり、容赦なしだな」
三雲(?一体何の話を?)
レイジ「ほお。やはり、0.1秒でか。
そもそも、あいつの専門分野は超接近戦だしな」
烏丸「体の動かし方も、より洗練されてますね」
所変わって、戦闘地
遊真「ふむ。一瞬か」
恵土「なあ。
私の周囲のこれ見えてるか?」
何もない、自身の周囲を指さす恵土に対し
遊真「む?…何もないように見えるが」
目を細めながら、言い切った
が
恵土「じゃあ、見えやすくしようか」
その言葉と同時に、トリオンが恵土を包んでいるのが見えた。
遊真「ほお。
つまり、それを推進力にしたってことか?」
恵土「ご明察。
それに加え、防御としても使えるんだ。
トリオン体にとって、トリオンを集中させれば
その部位を強化でき、なおかつ力も強く、速度も上げれる」
遊真「なるほど。
ほんの一瞬で、両足と右腕に集中させて
跳ぶと同時に、右手で刀を振り切った。
だから、加速をつかせながらぶった切れたってことか。
その密度からして、シールドも効かなさそうだな。
(直接避け続けるしかないか」