第34章 未来の分岐点
恵土「うああああああ!!!;」
本当は、護りたかったんだ。
あの時、護りたくてどうしようもなかった…
だけど、護れなかった。
『ごめん』ばかりが、胸によぎっていた。
後悔ばかりだった。
『頑張れ』って
護るために強くなろうと頑張ってた時に言ってくれた言葉に
それまでの時に応えられなかった気がした。
でも、それ以上に…
自分さえいなければって『自責』が降りかかってきた。
けれど今…
それらが一気に変わってしまった。
紅蓮「今は泣けばいい。
それよりソフィア、さっきの言葉は反則だ」
ソフィア「いいえ。
頑張ってきたからには褒めるべきよ。ね?^^」
恵土「こくこく)うれっ;しかった;」
紅蓮「ほら見ろ。ぼろぼろで会話も出来てないぞ。
思えば伝わるから解るが(溜息」
ソフィア「好きだからいいでしょ?^^(すりすり」
恵土「うん;ありがとう;;」
ソフィア「心の中からでも見ているから。
ずっとずっと、過ごしたかった時も
あなたの中で息衝いている。
あなたという存在が
私たちの生きた証なんだから^^
だから、あなたが笑えば
私たちも笑ったことになる。
私たちも、あなたの幸せが本当に嬉しいから(微笑」
恵土「私も同じ;」
ソフィア「そう。それと同じ。
だから恵土、もう…
ずっと気にしなくていい、謝らなくていい。
これから別々の道を行くことになる。
それでも…きっとまた、笑顔で会える。
死はいつか必ず来るから。
だからそれまで
泣きたければ、泣き疲れるまで泣いて
笑いたければ、腹筋がねじきれても笑って
精一杯生きて、幸せになりなさい^^
私たちの生きていない今でも
生きていた時も含んだ、今なんだから。
それごとひっくるめて、あなたの中で一緒に生きているんだから(微笑&なでなで」
恵土「頷)解った。ありがとう;;ずずっ;」
その言葉に安心して涙を拭く中
紅蓮/ソフィア『いってこい/いってらっしゃい』
声が聴こえたと同時に、背を押された。
恵土「微笑)いってきます」
それに、私は笑って答えた。
また、会う日まで…
心は常に共にあると感じながら。
そうして、光の指し示す道へ踏み出した…
皆の『想い』と共に…
(1月27日AM0:23~AM5:13更新、1184~1197(14ページ))