第34章 未来の分岐点
だから俺は、今も本気で願い続けている…
生きることを、その上で幸せになることを。
その顔が、その笑みが…
本当に大好きで、惚れた存在だったから。
ただの独りよがりかもしれない。
それでも、本気でそう願っているから。
それは、今ではもう既に伝わっている。
その上で死にたいと願っていたとしても
明日を一緒に生きたいと思って欲しい。
そんで、隙あれば『模擬戦しようぜ!^^』
何度でも肩を組みながら誘い続けてる。
お前を必要としている人が傍に居るって伝えるために。
それは、既に思った時点で伝わって解ってたみたいで
嬉しそうな顔をしながら、時と状況によって変わる。
忙しい時は『悪いけどまた今度ー!』
「俺のことが嫌いなのか恵土ぉー!!;」
『違うわたわけぃ!!
あ、たわ慶の方がいいかな?』
「?って名前とかけたのか!?;ひでええ!;」
『冗談だって^^;』
暇な時は『やろうやろう!^^
24時間ぶっ続けでやろう!(微笑』
「おまけにベッドに組みしこう!^^」
『じゃあお前の精神まで切り刻まないとな^^♪』
「げ!;冗談だって冗談!;(あわあわ)
マジで死ぬ!;(汗」
『あっはっはっ^^こっちも冗談だw』
「ほっ)そっか^^」
そう言いながら左腕の前腕部を差し出し
それに、俺の右腕の前腕部をぶつけるのが日常だった。
だけど、その時は…
前腕部を握って上へ上げながら
恵土「?…!」
思いっきり抱き締めていた。
好きだって想いも、愛しているって想いも込めて。
太刀川「二度と離さねえ」
恵土「!?//」
その言葉に慌てふためく表情も…
げしっ!!
秀次「離れろ変態」
太刀川「にゃろお(にや」若干イラッときた
恵土「ちょっと秀次!;(あわあわ」
俺に蹴りを入れて、恵土を抱き寄せて邪魔してくる秀次と
それに苛立つ俺に対して
場を収めて幸せになるように
必死にしようとしながらも、アワアワし続けてる恵土も
太刀川「微笑)こういう日常が、ずっと続けばいい…)
…これだから、やめられねえ(にや」
恵土「え?どしたの?」
太刀川「いや…やっぱり俺、マジで大好きだ^^」
恵土「???」
直接何に対してか言われないと解らず
首をかしげて、きょとんとしている表情も
全部全部…
大好きで仕方がないんだ^^