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鬼神乱舞 【ワールドトリガー】

第34章 未来の分岐点




太刀川「鋼、右の方頼んだ。俺は左をやる」

村上「はい」

太刀川「よお。敵1マッチョ。
トリオン貯蔵区での戦い以来だな(にや」

「うるさい。燃え尽きろ!」

太刀川「いいぜ。
やれるもんならな(にや」

腰にある2本の弧月を
両手で片手に1本ずつ抜きながら構え

挑発するように言いながら笑う中、戦いは始まった。


太刀川(生き返れ)

その中、心で願う。


あんな馬鹿みたいな日常が、また帰って来ることを望みながら…


その想いは、太刀川に限られたわけではなく

二宮も加古も、元東隊として知り合った時から持っていた。


他の面々もまた、思い思いは同じで

大事に想っていることも、そう願っていることも


一緒になって、楽しい日々を送ることも…


その苦しみも苦しみも辛さも…

全てが、『それ以上の幸せ』に代わると教えてくれたのが…


それがあったからこそ、幸せが何倍にも感じられると

身をもって教えてくれたのが、恵土だったから…


そんな思いと共に、刀を振るう。

受けながら攻撃してくるそれを受け止めながら再び振るう。


何度でも何度でも…

今までが、その連続だったように


何度でも、振るう。

何度でも力になろうと、必死に重ねてきた絆も

その想いを示すかのように、想いを込めながら。


敵の手甲とつばぜり合いをして、押される中

左手の弧月を、後ろの地面へ突き刺し
その起動を切って、切れ味をなくす。

と同時に、その柄頭に左手を当てて後ろへ押すことで
右手の弧月を、全身ごと前へ押し出す力を強め


太刀川「かっ!)うおおおおっ!!」

がきぃん!!

右手にもった弧月を
踏ん張りながら、前へ押し出すように

全身の力を使って振り抜き、相手を弾き飛ばす。


太刀川「グラスホッパー!」

と同時に、空いていた左手でグラスホッパーを起動。

瞬時に相手へ詰め寄り
空中で右手にもっていた弧月を両手で握り、叩き切る。


だが敵は
それをシールドで防ぐ中、同時に攻撃を繰り出す。

上空から来るそれを
後ろへ跳んで避けながら、空中から旋空弧月を繰り出す。


そして着地と同時に左手で弧月を取り、再び起動。

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