第34章 未来の分岐点
それを見た俺は
何とかしてやりたいって気持ちで、いっぱいになっていた…
恵土「ごめんな;
ウザいよな、いきなりこんな^^;」
必死に笑みを作りながら、涙を流していた。
太刀川「…今も、死にたいのか?」
恵土「……うん。
でもさ…何でだろうな…
お前たちと、もっとバカやっていたい。
馬鹿やったり下らない事したり…
そういうの、昔までなら考えられなかった…
だからさ、ありがとう^^
話せるようになるなんて、思いもしなかったんだ(微笑」
その笑みは心から、ありがとうって言ってた
でも…
恵土「自分なんか、潰れてしまえって思ってるって言ったらダメだよなあ(苦笑&ぼそ」
その根底には、とても苦しんでいる心が見え隠れしていた…
それを見た俺は、
太刀川「潰れるなよ」
恵土「え?」
思わず呟きながら手を取っていて、それにきょとんとした表情をしていた。
それでも、構わなかった…
俺の今抱いている、この想いを伝えたかったから…
太刀川「俺は、お前がいないと生きていけねえんだよ!!
俺は…
お前がいたから、今ここに居るんだよ!!
お前がいたから必死につけまわしてボーダーには入れた!
忍田さんに鍛えてもらって、ここまで強くなった!
田中隊に入って、色んなことを一杯した!!
まだまだ一緒にいる時間が物足りないけどよぉ…
お前が居て、俺は本当に助かったんだよ!!」
気付けば、視界が滲んでいた…
恵土が居なければきっと…
俺は、今の俺じゃなかったと思ったから…
恵土「…それは、私だって同じことが言えr
太刀川「俺は!!
俺にとっては、お前が俺の全てなんだよ!!;(涙」
何でだ…
太刀川「お前が生きてなかったら、俺は死んだのも同じだ!!」
涙が止まらない…
太刀川「お前がどれだけいい奴かってのも知ってる!!;
だから苦しんで、自分を責めるのをいとわない奴だってのも知ってる!!
けどよお…
それで死んだら、何が残るんだよ;;
哀しみや苦しみばっかじゃねえかよ!!;
そんなの、嬉しくもねえ;
生きろよ;
頼むから、生きてくれ;;
お前が生きてないことの方が、一番苦しいんだよ!;;」
声が震えていた。涙がこぼれていた…
そして、横たわった恵土を抱き締めていた。