第34章 未来の分岐点
だから…見てて下さい。
あなたが託した『護る道』は、決して無駄にはさせません!
恵土「護れるだろ?木虎^^」
そう、声が聴こえた気がした。
嵐山「行けるか?木虎」
心配そうな表情で言われる中、私は応えた。
木虎「頷)はい!」
護り抜くために
これ以上、護れなかったことを増やさないためにも…
絶対に、勝つ!
佐鳥『俺が援護するから
木虎は安心して突っ込んで、いつものようにちゃちゃっとやっちゃわない?』
嵐山「微笑&頷)ああ。
行くぞ、木虎、充、賢、綾辻!」
『はい!/了解!』
そして私たちは踏み出した。
二度と失わないために、取り戻すために…
それは緑川くんも同じで
南に空いたゲートから
周囲に拡がっていこうとしたトリオン兵たちを倒す
三輪隊の人たちと双葉ちゃんと一緒に戦ってるみたいだけれど…
そう思い、心配しながらも走り出す嵐山隊。
状況を整理してみると、こんな感じです↓
人型近界民に関しては
北では、太刀川と村上
真ん中では他より数が多く、風間隊と玉狛第一
南では、迅と秀次
散ったトリオン兵たちは
北は、出水、唯我、影浦、熊谷、那須、日浦。
真ん中は同様の理由で、加古、二宮、諏訪、嵐山隊。
南は、緑川、黒江、陽介、奈良坂、古寺、東。
シューターやスナイパーが射撃で援護する中
アタッカーが切り刻んで連携していく戦法をとっていた。
後に諏訪隊や東隊まで現場に駆けつけ
二宮隊から影浦隊、鈴鳴第一までもが現着し、戦いは続いていた。
タイプ、数(北、真ん中、南)を表すと
人型近界民、10人(2,6,2)
トリオン兵、300体(80,140,80)
となっており、人型近界民との戦いに集中させるために
トリオン兵を直接、シューターやスナイパーが撃ち抜いたりと
各々の援護に入れる時に入ったりと、長期の戦いが覚悟されていた。
しかもトリオン兵は自律機能型で
相手に合わせて戦術を変えながら、各々で連携をしてくる。
そのため、非常に厄介な相手となっていた。
そんな中
本部から応援として、冬島隊や荒船隊
恵土からもらったトリガーが消えたことで
異変を察知した三雲隊(玉狛第二)までが駆けつける。
そうして
最終的に、その戦いは夜中まで続くこととなった…