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鬼神乱舞 【ワールドトリガー】

第34章 未来の分岐点




ボーダーの代表は、恵土先輩だった。

テレビや広報もまた、恵土先輩がやっていた。


だけど、木虎が入ってから嵐山隊がA級にあがった後

正式に、それを任されることになった。


2014年1月22日(水)から
夕方からの38度の発熱が止まらなかった。

24日(金)
CRPが10まであがって
(風間さん曰く、普通の風邪なら2,3程度)、
白血球数も1万を超えて
(同様に曰く、3500~9000)

結果、27日(月)の昼12時過ぎまで入院することとなった。


度重なる遠征と、その合間を縫いながら戻って

防衛任務やテレビや広報などと、無理がたたったらしい。


しかも、その遠征は最初こそ隊でやっていたが

自力でできるとのことから、個人での遠征もあった。


それが、自力でゲートを作って一瞬で行けるため

過酷な負担を強いる結果となっていた。


だが、恵土先輩はトリオン体で分身を作り出し

仕事に関しては、常に完璧に行動できていた。

無理をしないという点を除いては…


流石に、城戸司令も今度ばかりは目を瞑ってはいられず

2015年4月13日まで、無理やり休養を命じられた。


テレビや広報はトリオン体の分身の方へ任せ

俺たちがA級になるまでだけ、させられるはずだったが

指導や説明なら別にやってもいいとの結果となった。


そして、2015年4月14日から12月14日

恵土先輩は単独で遠征に行かされることになった。


その間に、色々と説明や指導を受けた。


シールドを主にすれば、表面積の上限があることで不可能。

地中までは透過させて、足元まで光速で移動させ
地上にあがった際にだけシールド化させれば別で、可能とのこと。


熱線銃のように圧縮しており、なおかつ分子レベルに分割。

だからこそ、『音もなく貫く熱線』と評され
『サイレントブラスター』と、周囲から名付けられたらしい。


テレポーターで視線を見せておきながら

跳ぶ先と逆方向へ跳びながら撃ち
攻撃して来れば、それで飛んで相手を仕留め

そうでなくても撃って仕留めるなど


スコーピオンの使い方の応用なども含め

様々な戦術を叩きこまれた。


だからなのか…

未だに、まだ信じ切れずにいる。


そんな恵土先輩が、死んだことを……

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