第34章 未来の分岐点
いきなりゲートが街中の上空に現れ
イルガーが街中の空中で、悠々と闊歩しだした。
恵土「グラスホッパー」
それを見た直後に
上へ跳び上がりながら、右拳を叩きつけて
強引に、さらに上へとイルガーごと自らと共に突き上げた。
そしてさらに遥か上空へ吹っ飛んで
咄嗟に自爆モードに入るイルガーを見たと同時に
恵土「スコーピオン、ブランチ」
目に映らないぐらい細かく小さな刃へ分裂させ
足元に張って足場にしていた、グラスホッパー×シールドの天翔を
グラスホッパーを強め、蹴って勢いを付けながら
空中で分子レベルへと、瞬く間に切り伏せた。
どごぉん!!
自爆する前に叩き切ったが、爆発が起きる。
その直前、叩き切った直後に空中で
恵土「アステロイド×シールド、バルブ。
形状変化・シールド&シールドを主に!バリアー!!」
一点に球状に白く光輝くほどトリオンを集約させ
イルガーよりも下にいた人たちに爆風が行かないように障壁を張り、護り抜いた。
空中に天翔を作り出して
シールドを主にし、位置固定されたシールドとして上に乗って状況を把握。
イルガーと同時に来ていた他のトリオン兵からも
同時進行で他の隊員も市民を守ることを主点として動いており
バルブを地中に撃ったと同時に、隊員・太刀川と風間が離れた。
そのバルブは、アステロイド×シールドではなく
バイパー×シールドで弾道をリアルタイムで引き、確実に仕留めていた。
撃たれた地中から、音もなく
敵の前後左右に刺のように出ながら途中でブランチして
相手を余すところなく、完璧に串刺しにしていた。
それと同時に、そのバイパーで
瓦礫に押しつぶされるはずだった市民まで
瓦礫を全て完全に撃ち抜き、完璧に助けていた。
太刀川「おー;やっぱこえぇ」
恵土『ちゃんと離れろって言ったろ?』
風間「危険すぎです」
ワイワイと話す中、おそらく
バイパーを主にして融合させながら出して起動させ
トリオンが全く分散しないバイパーとしたんだろうということが分かった。
それが証拠に、仕留めた後は恵土の下へ戻り
トリオン体の中へ入って、元のトリオンへと戻っていた。
憧れた…
当然のように瞬く間も不安を感じさせず、護り抜こうとする背に
その安心させようと向ける、笑みに…