第33章 時
その中、レイジでもまた同様に
共に過ごした『時』が思い出されていた…
まだ迅が入って来るよりも昔…
6年半前(2009年8月)の、夏でのとある日のことだった…
(6年前に迅が保護され、玉狛に住み始める。
7年ほど前(1054ページ参照)
正確には、2009年3月22日=6年11か月前にレイジが保護され
玉狛支部に住み始めたが
当時は玉狛支部の考えに反発しており
本部のボーダー隊員として入隊してから
後に恵土からも指導を受け、玉狛支部の考えも理解して和解。
2009年5月22日=6年8か月前から
玉狛支部に転属して、住み込みで働き始める。
小南は2009年2月8日=7年9日前から泊まり込みで働き始めていた)
いつものように、ソファーのある居間のような場所で
小南がソファーに座っている恵土に飛びついて抱き付く。
恵土「うおっ!」
小南「大好き~!^^//」
どっすぅん!!
レイジ「!…大丈夫か?;
小南、いきなり跳び付いたら危ないだろ」
小南「え~。別にいいじゃない!(むすっ」
心配そうに恵土に尋ねてから
小南に注意した後、唇を尖らせながら言う
恵土「あっはっはっ^^
このじゃれ合い大好き娘め~!^^♪(すりすり」
小南「きゃ~!^^//♪(すりすり」
きゃっきゃとはしゃぎながら甘え合っている中…
その光景に、なぜか笑みがこぼれ出た…
窓から零れ落ちる、太陽の光を受け
とても眩しく見えた、その両者の『笑顔』と『大事にし合う想い』に…
恵土「レイジ!(微笑」
レイジ「!」
恵土「お前もこっちに来いよ^^」
小南「そうよ、来なさい!//(ふふん」
そう笑いかける二人を見て
恵土「それはちょっと偉そうだぞ?;」
小南「偉そうでもいいのよ!
ここじゃ私の方が先輩よ!(キラン&腕組み」
恵土「そうだけどなあ;(苦笑&汗」
レイジ「くす)いいですよ、俺は…^^」
笑みがこぼれ出て、気付けば歩み寄って
恵土「じゃあせめて『さん』付けをしよう」
小南「それくらいならしてやってもいいわ!//(微笑」
一緒になって、笑っていた…
楽しいという想いと共に
たった一つの時でさえ、満ち足りた想いばかりが溢れ出てくる…
とても穏やかで、温かく、明るく…
居心地のいい居場所に……