第33章 時
菊地原「で、結局のところ人付き合いのためのアドバイスは?」
恵土「…そうだな。
ハッキリ言うと、私も苦手だ!!(きっぱり」
菊地原「えー。ダメじゃないですか。
何のための先輩なんだか(ぶうぶう」
恵土「む;
仕方がないだろ?
私の場合、人間恐怖症に陥ってた時期があったんだから。
今も、自身がひどい目に遭わされても
精神が壊れたままだからか、何も感じなくなったままだし…
まあ、結局の所
これしか言えんな」
菊地原「?」
恵土「…辛くなったら、いつでも私の所に来い。
いつでも聴くし、納得するまで話し続ける。
そうでないと
いつまで経っても腹立ったままだし、気分も悪いままだろ?
だから、私を頼れ!
私が嫌なら、風間や歌川や栞や三上を頼れ!
頼ったっていいんだ(微笑)
もう、一人じゃないんだから^^(ぽん」肩に左手を置く
菊地原「!
…//(微笑)
本当…余計な世話バッカ^^//(苦笑&溜息」
恵土「私の時だって聴いてくれたじゃん(微笑)
少しぐらい頼ったって、罰は当たらないよ。な?^^」
菊地原「…いつもそうでしょ?^^」
恵土「ああ!^^」
隊室(風間隊の作戦室)にある
ソファーに並んで座って話したまま、気付けば笑い合っていた…
風間「ではまず俺から言わせてもらってもいいですか?」
恵土「ん?」
風間「あなたからの
この差し入れの山を、どうにかしてください!
邪魔です(ゴゴゴゴゴ」
恵土「・・;(たらたら)
今すぐ整理して直します!;(気を付け&ビシィ!)
ごめんなひゃい;(汗」噛んだ;
重い話をしていたはずだった…
それでも、また明るい方へ導いていこうとしてくれる。
いつだって、暗くない方へ一生懸命に…
ただただ…相手の幸せを、心から願って……
だから……
その笑顔を護りたいと、思った…
だからなのかもしれない…
殺そうとされて、とても嬉しそうに笑う…
それが、どれだけ異常なことかぐらいは解ってる…
殺すということがどういうことか、本当によく解ってる恵土先輩なら…
それを教えてくれた恵土先輩が、望むなんて思わなかった…
それだけ思い詰めていたことも、聴いた後で解った…
けれど…
何で話してくれなかったのか、それが一番苦しかったんだと解ったんだ……