第33章 時
恵土「ふっ。
秀次はこれに病みつきだったぞ(にや&キラン」
菊地原「溜息)はあ。
秀次って人が誰かは知らないけれど、僕に関しては別d
恵土「よちよぉ~ち!(なでなで)
いい子いい子でちゅね~!
だいちゅきでちゅよ~~!!^^(すりすり」
菊地原「呆気)………
…何やってんの?;
(未だに頬ずりしてるけど;」
急にはじめられたそれに、呆気にとられて何も言えなかったが
後で我に返って聴いてみると…
恵土「あれ?効かなかった?
おっかしいなあ。
それだけで秀次は元気百倍になって、外へ飛び出してったぞ。
車の往来気にせずに」
菊地原「は!?止めろよバカ!!;
危ない!;(汗」
とんでもない過去が明らかになった;
(その背後には
秀次「元気ー!!^^//(拳上げ」
幼少時、嬉しそうに頬を赤らめながら笑い
恵土へ、両拳を上へ上げてみせてから
ぴゅううう!!と、元気よく道路へ走り出していき…
ぱっぱーっ!!!!!
渡った道路の車にクラクションを鳴らされていた;)
恵土「んー。
まあ元気が一番!^^」
菊地原「どう見ても笑ってる場合じゃないでしょ、それ;
っていうより、あんたの場合はどうやって元気に?」
恵土「…どうだったっけな(遠い目)
あんまり、覚えてないや…(苦笑」
菊地原「………
まあ、ろくな目には遭いませんよね。
特に、特殊な能力を持ってるわけだし」
恵土「…そうだな(苦笑)
でもさ…
人ってもんは何かしら、色々と抱え込んでるもんさ。
『人に目を向ける余裕がない人』
『人に目を向ける余裕が無くても
辛そうなら何とか力になろうとしてくれる人』」
菊地原「恵土先輩は後者でしょ。
余裕ないのに無理してばっか」
恵土「見過ごせないタチなだけだ(苦笑)
他にも
『人にされたことやしたことを平然と流して、笑ってられる人』
『人にされたことやしたことを流せず
人生観が変わってしまい、今もなお苦しみ続けてる人』
『自らだけが悪いと周囲から言われ
否定してはいけない現状で生きてきたが故か
自分が存在していることが悪いって、今も思い続けている人』
とかかな」
そう笑いかけてきたけれど
その眼は笑ってるようには見えなくて、とても辛そうに見えた…