第5章 クリスマス

恵土「まず、風月流格闘術について話そうか」
太刀川「おう！
それよりもまず、何で木虎には優しい声で話しかけるんだ！」

恵土「可愛いからいいじゃん」
太刀川「聴いたぞ。
わざわざ遠征先でも、時枝と連絡とり合ってたって」

恵土「そりゃまあ；」
太刀川「あの時…

時枝「あ、恵土先輩」
木虎「え！？きゃっ！」
がっしゃーん！

うっかり手を滑らせて真っ赤になる木虎の姿を見て

一日中にやけてたらしいじゃねぇか！」

恵土「だって可愛いんだもん^^//（にまぁ～」


太刀川「それでもって…

恵土「はい！
こちら、木虎大好き委員会会長！恵土です！」

なんて答えたらしいじゃねぇか！！；

俺のことは好きじゃねぇのか～！？；；」
三雲「すみませんが、話の論点戻して下さい！！；」

恵土「あ、忘れてた；先にこっちだな」

遊真「忘れてたのか」

雨取「相変わらずだよね^^；」


恵土「おっほん。

風月流格闘術とは、自然の中で鍛え上げられた技全般を示す。

体の使い方をしっかり極めることで
全身の力を最大限生かし、最高の威力を発揮させるんだ」

太刀川「力の向きを感じ
その垂直方向に力を加えることで、最小限の動きだけで避けたり

掴むと同時に、同方向に力を加えることで
自分の力だけでなく、相手の攻撃に使った力も丸々利用して
最大限の力で投げ飛ばして気絶させるとかな。

あと、瞬時に死角に入って切り伏せるとか。
俺がやられたあの時は、0.1秒で横に回り込まれたり
同じ秒数ですぐ近くに近寄られて斬られた時だったな；

あと、スコーピオンを空中で投げると同時に
避けられた直後に、空中でバク転しながら
左足かかとで右足のある方向へ蹴って
右足は、俺の顎に刺さるように
スコーピオンを蹴るって感じでやられたな」

三雲「そういう体術まで随分豊富なんですね；」

太刀川「当たり前だ！俺の見込んだ女だぞ！」

遊真「でも俺の嫁だ」
太刀川「俺の嫁だ！」
ギャーギャー！

恵土「いい加減にやめんかぁ！！」

どっごぉ～ん！！


三雲「結局解説できてないんじゃ！？；」


おしまい

（毎回こんなのですみません；）