第33章 時
(すみません、寝過ごしました;
風邪をひいてしまい、気付けば夜中になってました;)
21:00、作戦開始
山の裏で待機している軍人を各々迎撃。
そのカメレオンを設定すること自体
木虎が持っていた
スキー合宿にて『恵土からもらったトリガー』によって実現。
あわよくばさらおうとしている奴等
イリクリニスもまた、同様に対処すること。
エネドラッド曰く
アフトクラトル自体、もう神の子に手を出す気はない。
また、その属国であるガロプラとロドクルーンもまた同様。
『生きる伝説(神の子)に手を出せば呪われ
未来永劫、生き永らえることができない』との予言があり
それは事実当たり
一度昔、恵土が8歳半で白帝を生み出した時に起こった事象が問題となった。
それが要因となって
国自体が一瞬でほぼ壊滅状態になり、滅びかけたことからも確定済み。
(有吾と遊真たちが立ち寄った7年前には
復興は完了しており、その時よりも勢力はついている)
それにより、上層部からは
非常事態でもない限り、絶対に手を出さないように言われている。
(353ページ参照)
そして恵土が戦った相手、リアムという近界民の有する
過去を見るサイドエフェクトで解ったことからも、それは確定事項となったとのこと。
恵土は、神の一族の純血種であり
この世界の機能=理を成り立たせている
『神』という存在を、代々護り抜いてきた一族の末裔。
神は神でも
それは、全ての世界を最初に生み出した『始祖神』…
それごとひっくるめて、最初の神であり
同時に、その存在が玄界(こちら側の世界)を護り続けてきていた。
他の血も交じっているようだが
いくら混じろうが
その受け継がれし『誠の心』こそが、純血種の証…
その体に流れる『血』もまた
始祖神の力=トリオンをも有しているものには違いない。
そうでなければ、あのような超人的な
『第六感(仮名称)』というサイドエフェクトは実現できない。
それ以前に、普通の人間なら耐えられずに死に絶える。
生まれ持つ性質を変えるというのは
それほど難しいことであると同時に、決してできないことでもある。
なので、アフトクラトルと
その属国からは、恵土が今後狙われることはないだろうと言われた。
(356ページ参照)