第33章 時
烏丸「レイジさんは参加しないんですか?
小南先輩ほどじゃなくても長い方でしょう?」
レイジ「これ以上ことを荒立たせたくない;(溜息&腕組み」
尤もです;
その頃…
恵土(体が、冷たくなってる。
死にたくない、はずだったのに…
何でだろう…
今は、楽しい想い出ばっかりが数多の中によぎってる)
抱えられて運ばれていく道中
薄れた意識の中で、最期の眠りにつこうとしていた…
恵土(体温が急速に失われていく
指先から、足先から冷たく感じていって…
終いには…
感覚が、失われていく……
あれ?
これ、どこかで似たような経験があるぞ?
なんだったっけ………
あ…
大規模侵攻で、血が出過ぎて死にかけた時と同じだ)
納得した中、その意識は完全に消え失せた…
その頃、ホテルでは
木虎「私も行きます!!(きっぱり!」
緑川「俺も!」
陽介「俺もだ」
出水「俺も!」
太刀川「そんな大人数連れてけるか!;」
村上「その間に軍隊の相手は任せて下さい」
菊地原「カメレオン使って
ステルス戦闘に持ち込めば楽勝でしょ。
事も荒立てずに、事故で済ませられるし」
歌川「そうするとして
とりあえず全員分のトリガーはどうする?」
木虎「私が作り出せます!
恵土先輩にもらった
例の思い通りになるトリガー、結局使ってませんから。
今でも、全員に付与することができるはずです」
迅「そうか。
じゃあ全員、常にステルスを起動し続けるようにしてくれ。
相手は、トリオン体を相手に戦ったことのない連中だ。
そして、トリガーに対する知識もない。
攻撃するのは武器と防具。
使い物にならなくすれば、後々楽になる。
生身に関しては
一回だけトリガーで攻撃して、気絶させておいてくれ。
相手から攻撃されても
シールドは出さず、避け続けるようにしてくれた方が嬉しい。
シールドが見えれば、ボーダーだとばれるようなものだしな。
だから多く固まってもダメだし、少な過ぎてもダメだ。
いつでも互いに補い合えるよう、3人程度で1組として固まって動いた方がいい」
作戦が建てられる中、時は進む…
瞬く星々の中、希望となる未来を信じて……
(1月19日PM10:45~20日AM1:13更新、1130~1135(6ページ))