第33章 時
晴れ晴れとした笑顔をした迅に対し
太刀川は、これまた顔をゆがめており…;
太刀川「はめたのか!?;」
迅「いやいや^^
ただ頼っていいって聞いたから^^♪」
『絶対未来視で予知してただろ;)…;』
そう上機嫌で言う迅を見て、思わず周囲は思った。
そんな中、全く動じていない二人がいた…
秀次「やっぱりか」
風間「突入するしかなさそうだな」
奈良坂「なんて書いていたんだ?」
秀次「
『まず、昔からある山
そこに恵土の家族が建てたロッジから見て、裏の方に行く。
すると、おそらく主犯と思しき集団がいるだろう。
彼がフリーランニングを使って、恵土を連れていった。
その刺した刃には、睡眠薬を塗っていたはずだろうが
始祖神の力がなくなった時点で、死に至る。
その後、白い光で包まれる。
その白い光が始祖神であり、おそらく助けるだろう。
そして…
恵土の正体が分かったとしても、変わらず接してやって欲しい。
おそらく、他の人も読むのだろう。
託したぞ、彼女の命を』
…そう書かれている。
つまりを言うと
生き返らせられることにもなる可能性は高いが
それ以外にも大事なことが解って、動揺する可能性が高い。
それを元に戻せるかどうかは、俺たち次第になる。
ということだ」
太刀川「…じゃあ、俺も傍に行ってやらないとだな」
小南「私も行かないといけないわね。
あんたたちの中では一番付き合いが長いわけだし(キラン」
陽介「いや、付き合いが一番長いのは俺たちだぞ?
13年だし。な?秀次」
秀次「頷)幼馴染だからな」
小南「それよりも命を助けられた方が関係性が高いのよ!」
迅「風間さんにも来てもらわないと(微笑」
風間「?俺もか?」
迅「そうそう==
恵土に庇われて傷付いたことに、未だに責任感じてるかもだけど
本人は、風間さんのことを気にかけてるみたいにも見えたし。
どっちにしろ、傷付いて欲しくないんだよ。
だから、一番引き戻せる確率があるとすれば
秀次と風間さん、あと」
太刀川&迅『俺だ!!(キラン&にや』自分を親指で指す
秀次&風間『溜息)…;』
ある意味、変な所で息ピッタリな二人を見て
思わず、秀次と風間は溜息をついた;