第33章 時
太刀川「…ちくしょう」
拳を握り締めながら呟いた。
迅「…
少なくとも今は、いい方向に向かっている。
急いで向かった方がいいかもしれない」
太刀川「つまり、未来が見えていた上で
そこで助け出そうとして成功していれば、あいつらはテーマパークを爆発ってか?
それで止めず、相手の未来を見えるよう
実際に見るために近くに移動した。と」
迅「流石理解が早いな(微笑)
説明がいらなくて助かる」
太刀川「つまり…
あいつが生き返った上で、喜ぶ未来へ進むようにってか…
はあああ」
溜息をつきながら後ろ頭をかき
太刀川「とりあえず、頭では解った」
一応、頭の中では整理がついた。
だが…
迅「じゃあ
ばきっ!
その直後、太刀川は左拳で右頬を殴った。
太刀川「でも心じゃ納得してねえ!!
(ビシッ!!(人差し指で迅を指す))
一発分、後で返せ。
それでチャラにしてやる!!
ぜってぇ両方生きろよ!
お前…
恵土が生きるために繋がるんだったら死ぬつもりなんだろ?」
迅「!」
それに驚いたように目を見開いた
太刀川「何驚いた顔してやがる?
お前の魂胆なんか、とっくに見えてるっつの!!(溜息)
俺は、お前みたいに
サイドエフェクトで未来までは視えてねえがよ。
こちとら何年もどつき合いしまくってんだ!
解らねえとでも思ったら大間違いだぞ!!
お前が生き残らなかったら、恵土が悲しむだろ。
お前らに言えるのは
『自分の命を粗末にすんな、
『見ないといけないもの』や『向き合わないといけないもん』を見失うな!』
両方揃ってバカみたいな似た者コンビが
てめぇら『自分だけが悪い』って責任背負い過ぎなんだよ!!
全部言わねえとぶっ殺すぞ!」
迅「…っぷw
あっはっはっはっ^^」
太刀川「笑う所じゃねえだろ!(ぷんぷん」
迅「くすくす)…
ありがとう、太刀川さん(微笑)
とりあえずまあ…頼りにするとしますか」
太刀川「ふっ。解ればいいんだ(微笑」
腕組みながらに満足そうに微笑む中
迅「じゃあ
山の裏にある『戦車』に特攻、よろしく^^」
『…え?;』
衝撃的な一言に、思わず冷や汗と共に固まった…;