第33章 時
木虎「どうして死なないといけないんですか!!;
まだ弟子になって、ほとんど教わってさえっ;」
恵土「何言ってんだ?
私にとって『弟子』ってのは
教えた奴の中で、生涯誇りに思える奴だけを抜粋したもんだ」
木虎&緑川『え!!??//』
恵土「どんだけ打ちのめされても
絶対に『護る道』をたがえない奴って意図でやった試験だし(微笑)
クリアまで、あとほんの数分だけだったから
もう一回受けてみないかって聴いたらさぁ。
一番の弟子候補だった蒼也が
もう二度と試験は受けないって言ってくるんだ。
もう一度受けたら絶対大丈夫だってのに(ぶうぶう」
風間「すみませんが、そういうことをしている時間が無いので;
現実から目をそらさないで下さい」
恵土「何を言っている?
これ以上現実を見据えたら目も潰されそうで怖いぞ;
ぎらぎら輝いてるじゃないか;
死ぬことに対して何とも思ってない、『私の姿勢』に」
『解ってんなら生きろ!!(くわっ!!』
恵土「…;
でもなあ;あと数分で死ぬし」
『ええ!!??;』
恵土「刺されてさらわれて、その場で死んで…
あと…
え」
『!』
太刀川「何か起こんのか!?」
そう太刀川が恵土へ叫び聞く中
秀次と風間はノートの内容を見ていた。
その中、恵土は頭に手を当てながら
自身の未来しか見えないことからか
見えた景色と記憶を照らし合わそうとしていた。
恵土「…え…と…
どこだ、ここ?
山の裏側?
え…あ…」
迅「…」
その中、それを迅は見守ったままだった…
迅(言わないままの方がいい。
そうじゃないと、もっと最悪の未来に変わる…
暴れ出せばきっと…
周囲の人たちまで巻き込むことになる)
その目に映っていたのは
テーマパークのいたるところが爆発し
逃げ惑う客たちと、その中には死人が出る未来。
それまで、テーマパーク内を歩き続けていたのは
確かな未来を見極めるためでもあった。
恵土「!解った!!
相手は近界民じゃない!
それと私は、夜中には生きk
どずっ!!
『!!』
恵土「ち…く、しょ…
(まだ…全部、伝えきれてねえってのに…」
窓を背にしたまま、背後から刺されていた…