第32章 奇跡
その直後、荒々しく扉は開かれ
影浦「悪いが俺は戦闘のために来たぜ?」
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刺されて連れ去られるという予言から護るために駆けつけた
恵土「あ。ありがとう、カゲ^^」
影浦「勝ち越しなんざ誰が許すか(にや」
恵土「ふっ。当たり前ぞ(キラン」
加古「一方的にライバル視しているあたりはツッコまなくてもいいのかしら?」
影浦「うるせえファントムばばあ」
恵土「おいおい;」
緑川「それより見つけたって本当!?」
秀次「いや、確信は」
東「どこだ?」
風間「今すぐ見せろ」
小南「見せなさい!」
レイジ「そんなに詰め寄るな。やり辛いだろう」
烏丸「やっぱり凄いですね、切迫した現状故か」
恵土「私はそんなに切迫した覚えはないんだが」←ほとんど読んでない&ビデオに振り回されてた
見つけたという秀次に対し、周囲が集まる中…
秀次「見つけた文面は
『現身として生まれし運命の子は
現在において二人、初代と138代目のみ』」
小南「138代目って恵土よね」
625~628ページ参照。
秀次「ああ。
書かれたのは、恵土が7歳になってから4月に入った時だ。
始祖神がこの世に復活させたのが1998年3月18日(683ページ参照)。
これは、あれから一か月後の4月10日に書かれている。
『3863年も昔、争いが起きていた。
だが、始祖神の神聖な体が宿った土地が
皆へ語り掛けて止め、生かすために護り抜いてくれた。
それに感謝を示すように暮らしていた内
3862年前、この土地で初代は生まれた。
始祖神の力を有しており、他にはない力を持っていた。
だが、始祖神を復活させるには足りなかった。
それから3855年後、138代目が生まれ
約7年の年月を経て、この世に始祖神が復活。
現身である本人は役割を終え、消えるはずだった。
だが、本人は生きていた。
トリオン体というものを
『始祖神の神聖な力・ヴォルフ』と一体化することで創造して…
しかし、それは理(ことわり)から外れたもの。
自然の摂理から外れ、生き永らえるそれは…
ただの『化け物』』」
読み上げながら、顔を曇らせていた…