第32章 奇跡
小南「でも、あの時は
あれほど怒った風間さんを見て驚いたのもあったけど
それ以上にスカッとしたわ!(キラン)
あの後なんとかって男の人はやめたし、恵土の悪口だって減ったし^^♪(るんるん」
恵土「非常に申し訳ない;
今まで知らなかったことがとても重い;」
深々と土下座をしたまま、申し訳なさそうに呟く中
太刀川「お前は悪くないだろ」
風間「ああ。俺もそう思う。
事実だと言われようが、あそこまでいわれる義理はない(きっぱり」
太刀川「言えてる!b(ぐっ!」
太刀川と風間は、意気投合していた…;
結果的に、太刀川と風間が田中隊に入ったのは
良いことに繋がった
当時、本部のボーダー内では話す人もおらず
どういう本質の人なのか理解することが非常に少なかった。
それまで、玉狛支部に常におり
東と組んでいた、最初の田中隊が解散してから
玉狛第一は当時、レイジと小南と恵土で
B級チームとして始動してはいたものの
あまり動かずに瞬く間に倒し続けており
『カウンターが凄いだけ』、
『本当の実力は弱いんじゃ?』
『玉狛のトリガーだからだ』などと
好き勝手に評され続けており
小南「何言ってるのよ!
違うわよ!!(ぷんぷん」殴りかかろうとする
レイジ「落ち着け」襟首をつかんで止める
怒る小南をレイジが止めるという状況までもが続いていた…
その後、迅が入ってからは
オペレーターとしてあり続けていたが故か
その風評は、なおさらに強さを増していった。
風刃を手にし、S級となってからも続いており
侮ったような感じの目線が、絶えずに続いていた…
だが、再び本部のチームとして再結成させ
それによって様々な戦術を披露したり、A級1位に瞬く間になったり
恵土の実力を、ありありと見せつけるような状況にもなり
その上、助言も適切で助けられると言った形にもなり
最後には、それまでの風評は全て覆ったという…
それにより、恵土由縁の原点は減ったらしいのだが……
実際は今でも、たまにではあるが存在しているらしい;
これが、隠されていた現状であった…