第32章 奇跡
そのビデオは…
今までの戦闘の内容だった…;
複数人数のスナイパーを相手に
恵土が『グラスホッパー』と『シールド』以外は使ったらダメと言う条件の戦いで…
撃たれた『アステロイドの弾』に対し、跳んで避ける中
空中にいる間に
着地した時、その『弾』が
自らの胸の前に球状として集まるよう
角度を調整しながら『グラスホッパー』を出すと同時に起動。
次の瞬間、グラスホッパーに当たって軌道が変わり
グラスホッパーから離れると同時に
相手の『アステロイド』を、自身のその『グラスホッパー』と融合。
その時、アステロイドを強めるように融合させることで
自身の『アステロイド』というトリガーを使わず
『アステロイド』を起動した状態と同じにさせる。
それらにより
着地した時には、グラスホッパーの性質を持った
球状の『白い光を放つ超高圧縮トリオン』として凝縮する。
恵土「聖諦来光(せいていらいこう)!!」
着地と同時に、その球に右手で触れ
『シールド』を起動と同時に、球の外殻を生成。
分散を完全に阻止。
その『シールド』は
シールドとグラスホッパーを融合させたものを
シールドとして起動したことで
グラスホッパーの『位置固定』の性質を付与した『シールド』である。
殴った際に、その場から動かないように固定するため。
その直後、融合も何もしていない
ただの『シールド』を起動と同時に
球内のトリオンと融合させ
放出した後も、全くトリオンが分散しないようにもする。
どごぉん!!
と同時に
勢いよく全身の力を乗せるように左拳で殴り飛ばし
狙った方向へ飛んでいくよう、外殻のシールドに穴をあけ
狙った場所へ向けて、凄まじい勢いで吹き飛ぶというわけである。
グラスホッパーの性質も混ざっていることから
勢いよく殴り飛ばした際、シールド球内に伝わった衝撃に対し
光速でシールド球内で何度も外に出るまで跳ね返り続け
実際に外に出るまでに勢いを強め
より凄まじい勢いで一点放出され、相手を一瞬で倒していた。
ちなみに相手のいる方向は全て、空中にいる際に確認している。