第32章 奇跡
普段は
自身のトリオンを球状に超高圧縮し
開ける外殻の穴は一つだけにして、同様に放っている。
(348ページ参照、大規模侵攻にて使用)
聖諦来光自体は、一点集中型放出系の技で
複数人数を狙う場合でも使えるようにするため
先程書いた理由で、球内のトリオンに
グラスホッパーの性質を付与するように融合させている。
太刀川「おおー!!なるほど!(微笑」
陽介「うわ、すっげぇ!!(微笑」
その解説を聴きながらビデオを見
感嘆と共に、らんらんと瞳を輝かせながら興奮する二人…だったが
恵土「何やってんだ…
この戦闘狂共がああ!!(くわっ!」
太刀川&陽介『鬼が出たああ!!;』
ごごぉん!!
ツッコミと共に、恵土の拳骨が二人の頭に振り下ろされた。
それにより、二人は頭から蒸気をあげながら倒れた。
秀次「はあ;」
小南「相変わらずね。見入るのも解るけど;」
いつもの光景に、思わず溜息が出る二人であった…;
太刀川「俺勉強派じゃねえって;」
陽介「そうそう;」
恵土「あーあ;落第かあ…(遠い目」
太刀川/陽介
『生々しいからやめて!!;/生々しいからやめろって!!;』
恵土「もう知らん(ぷいっ」
太刀川「助けて下さい神様仏様あ!!;」
陽介「秀次からも何か言ってやって!;」
秀次「知るか」
陽介「ええええ!!??;」
秀次「お前の自業自得だろ」
陽介「確かにその通りだけどひでえ!!;」
奈良坂「陽介、真面目に読め」
陽介「それが無理だから戦術の勉強してたんだよ!!
強過ぎる上に制御が繊細過ぎて
絶対不可能だろうけれど、思わず見たくなるだろ!!??」
必死に同意を求める陽介だったが
太刀川「そうだそうだ!!
解るだろ風間さん!!;」
秀次&風間『時と場合を考えろ』
きっぱりと秀次と風間たちから一刀両断のようにツッコまれ
恵土「あっそ。永遠に見てろ(冷たい目」
太刀川&陽介『何その諦め果てたような眼!!??;』
恵土「いや、生きたいって思ってたのがバカらしく感じたから(溜息」
思わず恵土は頭を抱えながら、はあと溜息をつきながら呟いていた;