第32章 奇跡
恵土「…地味に痛い;」
小南「あ;ごめん;」
腕を握り締めるに当たり、皮膚をつねるようになっていた;
恵土「とりあえず、方法探しにでも行きますか;」
小南「そうね。
でも、どうする?
今も寝ているこの恵土バカを起こす?」
恵土「起こさないと可愛そうじゃん;」
そう言いながら、両手を秀次の肩につけた
恵土「ほら秀次、起きて(ゆさゆさ」
秀次「…ん。
!恵土!大丈夫か!?
痛みはないか!?ぐらつかないか!?(ガシッ!!」
逆に肩を掴まれて、叫びと共に問い詰められた。
恵土「大丈夫;」
秀次「ほっ)そうか。ならいい。
無茶はするなよ?」心配そうな顔
恵土「うん^^;
とりあえず、私も調べに行くつもりなんだけどいい?」
秀次「ああ。俺も行く。
それと、手を離すなよ?
白帝を起動した奴が傍にいれば、痛みや症状をマシに出来ることが分かったからな」
そう言いながら左手を握り、握り締める力を強めた。
恵土「ありがとう^^」
それを握り返す中
秀次「絶対に死なせない。覚悟しろ」
秀次は真剣な表情になって、真っ直ぐに見つめてきた。
恵土「うん…
死にたくないって思わせたんだ。責任取れよ?^^(涙」
それに俯きながら微笑んで頷く中
満面の笑みを浮かべながら言った。涙を一筋、こぼれ落としながら…
秀次「微笑)当たり前だ。行くぞ」
小南「ちょっと、人の台詞取らないでよ!」
秀次「それよりも探す方が先決だ」
小南「そうだけど態度悪いわよ!!」
秀次「知るか」
小南「本当に恵土バカね!
昔、あんたのせいで泣いてたのよ!!??
恵土が泣いてた理由解ってる!?」
秀次「解ってるから今こうして隣に居るんだろうが!!」
ぎゃいぎゃいと盛り上がる中
それを微笑みながら恵土は見ていた…
小南「恵土、こんな奴気にしなくていいからね!」
秀次「おい(イラッ」
小南「それと、私の返事も言っておくわ。
当たり前じゃない。
恵土がいつだって、そうしてきてくれたんだから(微笑)
今度は私たちの番だと思って頼りなさい!(ふふん」
そう得意げな顔をしながら、微笑みと共に叫んでいた。
それに、恵土は幸せそうな笑みを浮かべていた…