第32章 奇跡
小南「私…
あんたが好きだって言ってくれた髪の毛…
また、伸ばしたのよ?;」
髪の毛を切った時
恵土「か、か、か、髪の毛が・・」
小南「恵土!
私、恵土と同じ髪型にしてみたの!似あう?^^」
恵土「チーン)・・」真っ白
その後、我に返ってから言われたのは
恵土「伸ばすのにどれだけかかると思ってんだあああ;;」
小南「別にいいでしょ!恵土みたいになりたいんだから!」
恵土「小南の美しい髪の毛がああ;
愛おしい小南の純潔がああ;;」
小南「どれだけショックなのよバカ!!
(…美しいって思ってくれてたんだ//(ぽっ」
内心嬉しい言葉だった
その想い出を思い返しながら
涙ながらに震えながら言い続けていた…
小南「いつだって、恵土が居てくれたから寂しくなかった!;
いつだって駆けつけてくれるから!;
寄り添ってくれるから!!;;
だから…
お願いだから、死なないでよっ;;
死んじゃ嫌よ…恵土;;」
そして、あの当時と同じように
恵土の両腕(上腕部)を、自身の両手で握り締めながら
話すまいとしながら、胸に顔を押し付けて泣いていた…
しゃっくりをあげて、泣きじゃくりながら……
想いをぶつけるように…
恵土「…死にたい」
小南「!!」
恵土「私も、ずっとそう思ってたんだ…(ぎゅ」
そう言いながら、小南を抱き締めた…
当時を思い起こすかのように…
恵土「それでも…
ここに来れたから、生きたいって思えるようになった…
そして…
その理由は、どんどん増えてった…
大切な人も、護りたいって想いも……
秀次も、姉さんも
東も小南もレイジも迅も風間も太刀川も…
あげきれないぐらい、いっぱいになったんだ;
それだけじゃない…
大事で仕方がないんだ;;(涙」
小南「涙目)恵土…」
抱き締めながら、震えと共に涙を零した…
恵土「生きたい;;
私も、生きたいよ…
皆と一緒に;;
ずっと、これからもっ;;」
声をひきつらせながら言う中
小南もまた涙を流しながら、同じだと言うように頷いた。
その温もりを、互いに離すまいとしながら…
共に生きていきたいという願いと共に……
(1月14日PM10:40~15日AM3:10更新、1082~1092(11ページ))