第31章 楽しみ
「くそっ!
天翔で飛ばしても2分かかっちまった。
大丈夫か!?
モールモッドの目だけを狙って切ったから大丈夫だとは思うが」
小南「…」
気が付くと
モールモッドは、二匹共に動かないようになっていた…
「おい?大丈夫か?」
その中、心配そうな顔をしながら尋ねてくる人に
思わず叫んでしまった…
小南「どうして…」
「?」
小南「どうして、お父さんとお母さんと一緒に死なせてくれなかったのよ!!;(睨&涙」
拳を握り締めながら、必死に叫んでいた
「?おい」
小南「どうせなら、一緒に死にたかったのに!;
一人だけ、生き残るなんてっ;(声を詰まらせ、泣き震え)
何でっ!!;(ぽか」
歩み寄ってきた人を殴りながら叫んで
小南「どうしてよぉーっ!!!;;(ごん!)
うわぁ~ん!!!!;;」
最後に全力で殴って、両目から涙を流しながら叫んでいた…
悲しかった…
いきなり大切な人を奪われて…
目の前で殺されて…
悔しくて、情けなくて
とても、嫌だったから…
そんな中
「大丈夫」
いきなり抱き締められて
「死にたい理由があるのなら、私が生きる理由になる。
ずっと、お前の傍に居るよ(微笑&撫で」
微笑みながら撫でてきた、愛おし気な眼を向けながら
お母さんと同じように…
それに、お母さんの姿がダブった…
「生きたいと願うその日まで、ずっと…
いつまでも、お前に付き合うから^^」
小南「!…」
それに驚きのあまり、目を見開いた
お母さんがよく、言ってくれた言葉だったから…
母「桐絵。
私は、桐絵が満足するまで
いつまでも付き合うよ^^」
小南「ぱあ)本当!?いいの?(微笑」
母「ええ^^(なでなで)
桐絵のこと、大好きだから(微笑」
小南「私もお母さんが大好き!^^//」
母「桐絵、愛してる^^」
その昔に言ってくれた言葉と
その人から受ける言葉と、態度…
その想いが、お母さんと一緒だった…
小南「うっ(じわっ)
うわぁ~ん!!!;;」
その後、目を涙で滲ませたのち
安心からか、嬉しさからか…涙が次々に溢れ出てきた…
と同時に
叫びまでもが溢れ、その場に響き渡った
お父さんとお母さんに言いたかった
『愛している』という想いも込めながら…