第31章 楽しみ
立ち去っていく中、扉を閉める前に
風間「小南、俺がいない間の護衛を頼む」
小南「任せときなさい!//(キラン」
そう言う風間に対し
小南はどや顔しながら、両手を腰に当てて言った。
去ってから
もう一個の椅子を、恵土の左側において座った。
小南「…
何であんたばっかり、そういう目に遭うのよ…」
そう言いながら、その頭を撫でる中…
恵土「大丈夫…
大丈夫だよ、小南^^
私が、傍に居るから…(微笑」
そう微笑みかけてくれた過去が、思い起こされていた…
時を遡ること、約7年前
私は一人っ子で、両親にわがままばかり言っていた。
それでも両親は、それをうっとおし気に払うわけでもなく
それごと愛して
優しく、包みいれてくれていた…
私はまだまだ世間知らずで…
ずっと…ずっと続くんだって、当たり前のように思ってた……
それでも…
2009年2月8日
休日で、家で過ごしていたはずだった…
いつも通りのはずだった…
宿題を終わらせてから降りて、居間のソファーに座る。
新聞を読んでいた、お父さんの左隣で
父「宿題は終わらせたのか?桐絵」
小南「当たり前よ!
そうじゃなきゃ来ないわ(微笑&キラン」
父「ふっふっふっ。それでこそ俺の娘だ!(微笑&キラン」
テレビをつけてから、お父さんと向き合って話していた。
お父さんは、黒髪で緑色の目でアホ毛があって
後で恵土に話した時、性格も似ていると言われて…
そんなに似てたかしら?
母「お疲れさま^^」
飲み物を、テレビの前の机に置いてくれた。
お母さんは、私と同じ茶髪で
だまされやすい所とかが似てしまったらしい…
小南「わあ!ありがとう、お母さん!^^」
その飲み物を受け取って礼を言う中
父「おいおい;俺には?」
母「あら。あなたには何かしてもらったかしら?(ふふん」
父「そりゃないだろう!?;
仕事頑張ってるじゃないか!;(汗」
右隣のやり取りを見て
小南「あっはっはっはっ^^」
母「くす)^^」
父「あっはっはっはっ^^」
思わずおかしく感じて、一緒になって笑い出した…
いつも通りの休日…平和な時間……
それが壊れるなんて、思いもしなかった…
ずずずずっ
黒い何かが視界に入るまで…